まだまだやり込める要素がたくさんあるのですがミラーコースクリアが本作の要素をほぼ全てプレイした形になると思うので現時点での感想を。
Switch2という新ハードのローンチタイトルとしてはこれ以上はないくらいのビッグタイトル。
ローンチに間に合わせるために突貫工事で作ったとか未完成のまま発売したという感触は全くないのですが8DXとくらべてしまうと物足りなさは感じます。
8DXのボリューム感は8ありきのタイトルで長期に渡ってアップデータやDLC配信をかさねた上での結果でもあるので仕方はないのですが。
■ゲームシステム
基本は過去作から大き目の進化や変化は無し。
チャージジャンプ、レール走り、壁走りという新操作は中~上級者向けテクニックで使いこなせばもちろんタイムは縮みます。
そのため初心者と上級者の差は過去作よりやや広くなってしまった印象。
新要素をつかったショートカットもあちこちに。
初心者~中級者が上位をめざすためにそれらのテクニックを覚えようとする熱量もアップしているのでそのうち上級者との差は縮まってくるかな?
上級者の実力アップはさらにその上を行きそうだけど。
■グランプリ
同じコースを周回するのではなくコースから別コースに進むレースが増えました。
ゴールまで新鮮味が保たれる良い仕組みですが周回ならではの「2週目のこのカーブで抜く!」といった追走ができないのはやや残念。
他モードもなのですが「同時対戦人数が多い≠面白い」なんですよねぇ。
な
■サバイバル
チェックポイントごとに規定された順位内に入らないとゲームオーバーになる新モード。
最終的に1位にならなけねばならずアイテムによる攻防もあり最後の最後まで気が抜けません。
難易度も少々高め。
グランプリもですがミラーモードのほうが若干簡単に感じるのはきのせい?
レース時間はそこまで長くないのですが最後の最後でアイテムぶつけられて1位の逃した時はそれまでの時間が無駄になることもありコントローラー投げそうなくらいムカツキます。
買ったばかりのコントローラーじゃなかった間違いなく(柔らかいものめがけて)ブン投げてた(笑)
これは欠点ではなくそれほど熱中できるモードだということです。
逆に最後の最後でアイテムで逆転できると興奮度MAXの爆アゲモード。
■フリーラン
オープンワールドになった本作の目玉の要素。
遊びがすくなく収集要素(ステッカーくらい)がいまいち収集する気にならないこともあってかイマイチやりこむ気になりません。
グランプリやサバイバルを一通りクリアすればオフラインで楽しめるのはこのモードがメインになるのですが。
マップもオープンワールドゲームの中でもトップクラスに見難い全体マップ。
最初からマップは全て見れるのですこしづつ行動範囲を広げていくオープンワールドゲームならではの楽しみも無し。
ただ、これからのバージョンアップで様々な要素が追加されれば爆発的に面白くなりそうではあります。
お使いクエスト、タイマンバトル、チェイスHQやマッドマックスのようなクルマとクルマをぶつけ合うバトルなどなど。
マリオカートの世界観にそぐわない希望もありますが逃げ回るキャラを追いかけて轢き殺すアタックする要素はあったりします(笑)
■オンライン
マッチングの早さは上々。
一度マッチングしてしまえばわざわざメニューに戻ることなく延々とオンライン対戦が出来ます。
24人同時対戦なのでオフラインとは違いプレイヤーの腕前が拮抗しているためかダンゴレースになりがち。
その抜きつ抜かれつはかなり熱い。
過去作同様クッソ面白いです。
自分以外のライバルが23人もいると相手を貶めるアイテムも入り乱れます。
もちろん上級者は上手く対応して上位を走れるのですが中級者以下はライバルが多いことでなかなかスムーズに走るのは難しくストレスが溜まることも。
アイテムを使う、使われることに運の要素はありますが運が良ければ誰でも上位に、というのはまず無いです。
相応のテクニックが必要。
意外にもレースに集うキャラや車種に偏りは感じません。
別モードのタイムアタックモードでは偏りは大いにあるのですがオンラインでは皆が思い思いのキャラ・クルマで走っているようで雰囲気は良いです。
今のワチャワチャした雰囲気は速さ・重さより加速を重視したほうが上位に食い込みやすいかな。
オンラインでも今後実装してほしい要素は山ほどあります。
クラス・コース別や人数制限レースや車種・キャラ限定レースなどなど。
■キャラクター
新たに20体キャラが登場。
多くはクリボーから牛までハンドルやアクセルに手足が届いていないキャラ達、この強引さが素敵(笑)
人型からモンスター型までカラーリングの変更はあってほしかった。
上級コースでタイムを縮めようとすると同じキャラ・クルマばかり使い続けるので性能はそのままで見た目だけ変えれる着せ替え機能もあってよかったのでは。
オフラインだけでもいいので。
せっかくの追加キャラらを使う&見れる機会が少ないのはもったいないです
■リワインド(巻き戻し機能)
オフラインのみで可能な下ボタンを押すとちょっとだけ【自分の行動だけ】巻き戻せる希望。
最初この機能を聞いたときはレースゲームとして破綻する!と思いましたが巻き戻せるのは【自分の行動だけ】。
時間や他キャラは巻き戻らないのでリスクが大きい機能ですがとんでもなく大いに役立つときも。
まずショートカットの練習、いちいち最初からやり直すことなく直前から何度も挑戦できます。
そして青甲羅の回避。
1位のキャラ目掛けてとんでくる甲羅爆弾で1位を走行しているときに最もやっかいなアイテムですがリワインドと使えば少ないリスクで避けられます。
レースシステムではなくゲームシステムでアイテムを避けるというのも納得しづらいですが背に腹は・・・(笑)
タイミングも易しめで成功すると気持ちいいです。
■やりこみ要素
前述した様々をやりこむことで使えるキャラ・クルマ、そのキャラの衣装が増える以外にクルマに貼れるスタッカーも集まります。
オフラインでタイムを縮めようとするとどうしても同じキャラ・クルマを使用しつづけるのですがステッカー程度ではたいした気分転換にもならず収集要素はかなり物足りないです。
ミラーコースクリアしたところでご褒美はステッカーすらなし。
■グラフィック・動作
Switchの次世代機感(発売された後なでのもう次世代機ではないのですが)を感じるほどの美麗な箇所は少なめ。
Switch2は次世代機ではなく後継機という位置づけ、というのは言い訳でしかない。
光源や影の描写などが薄くあっさり目。
砂漠ステージであっても海岸ステージでもあってもプレイしていて感じる空気感に差がありません。
どのモードもロードは短めでFPSも大きく落ち込むこもなくゲームプレイは快適。
携帯モードだと液晶の性能もあり美しさが際立ちます。
■Switch2
ジョイコンがやや大きくなったといえやっぱりジョイコン片方で通常操作どおりの操作は難しい。
それにしてもTVモード中の本体の静音ぶりは怖いくらい静か。
それできちんと冷却されていればいいのですがドックから本体をはずすとかなりの高熱なんですよねぇ
■その他
面白い点は抜群に面白い過去作同様、もしくはそれ以上なのですがもの足りない点はかなりあります。
ファミ通クロスレビューなどでよく使われる「今後のアップデート次第」という文言はハッキリとした根拠がなく好きではないのですが本作こそ今後のアップデートでもの足りなさは改善されていくのでは。
根拠は皆無ですが「任天堂らしさ=安心」の精神で今後追加もアップデートも無いこのままってことはないないだろうと楽観視しています。
本作をレースゲームをして遊ぶかパーティゲームとして遊ぶかによって評価は大きく変わります。
それも過去作同様。
自宅ではまだ試していないのですがカメラを使った顔を表示、チャットを使用しての仲間内でのオンライン対戦の敷居の低さは特筆もの。
Switch2代表作の1つとして本作も末永く多くの人達に遊ばれていくでしょう。
この人ずっと補助輪つけてミラーまでやったのかよw
アップデートで面白くさせるゲームはクソって桜井は言ってたけどな
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