PS5『零 紅い蝶 REMAKE』クリア後感想 怖い怖いも面白さのうち、不便不便も怖さのうち

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まず最初に書いておくべきことですが発売後間もなくアップデートが入りました。
与ダメージアップ(霊のHP減少かも)、敵のHPが回復する羽化の弱体で戦闘のバランスはかなり緩くなっています。
そのあたりの検証は後述します。
発売前や直後のゲームメディアプレビューでは難易度の高さを指摘されていましたがその点は解消されているのでその点ではご安心を。

 

ホラーゲームを代表するシリーズといえばバイオハザード、サイレントシステムなどがありますが零もその一つ。
バイオがサバイバル系、サイレントヒルがサイコ系だとすれば零は心霊系?

過去には旧作の移植やリマスターはありましたが今回はリメイク。
最新の技術とマシンパワーで零が新生するということで楽しみにしていました。

望んでいたリメイクとは違う・・・と、落胆する点が多かったです。
オリジナル版(Wii版)をプレイしたのがかなり前なのでいろいろ忘れていることもあったり他の零シリーズと記憶が混合しているせいか
「紅い蝶ってこんなのだったっけ?」とも感じることが多かったです。

■ゲームシステム
姉妹で手繋ぎが可能に。
回復が早くなるなど恩恵はありますが手を繋いだままだと扉も開けられないなど不便なことも。
手を繋ぐまでのちょっとしたモーションもわずらわしい時もあったりするのですが何故か手を繋いでしまいます。
手を繋いでいないと一緒に動けないとか置いてけぼりになるということもなく姉妹が一緒にいる時間も短いので大きなストレスにはなっていません。
手繋ぎはオマケ的要素ともいえますが姉妹の繋がりを感じられて不便な要素だからこそ心に残る良システムになっています。

霊を撮影するとポイントがもらえるのですがポイントで買えるものに目簿しいものが少なくかなり余りました。
難易度緩和のアップデート前は「フィルム売ってくれ!」「射影機強化アイテムもだ!」と願ったものです。
難易度はアップデート前は「酷評するしかないじゃん」とも思いましたがアップデートでほぼ解消。

■カメラ・バトル
射影機。
他作品とはちょっと仕様が違い各々独自の特殊能力を持つ4種類のフィルターを切り替えが可能に。
ヒントとなる道やポイント発見、溜め攻撃機能や霊に状態異常を起こすなど戦闘状況に応じフィルターを変えながらのバトルや探索に。
その説明がわかりにくかったので最初は戸惑いました。

カメラは強化要素もあるのですがフィルターごとに項目が分かれているのに強化アイテムは共通で1周目はMAXの1/10くらいしか強化できないようです。
1度クリアするとお守りが複数持てるようになりショップの販売物も増え全体的に周回前提のつくりのようです。

複数の霊とのバトルが要所要所で起こるのですが複数の霊と対峙する戦闘システムが無いといってもいいくらい。
バトルはタイマン向けシステムだけど後はプレイヤーの腕でなんとかしてね、といった風。

普通に攻撃するだけではHPを削りにくくカウンター攻撃がメインに。
射影機を強化していくと通常攻撃でも大きく削れるようになるのですがそれでも相手の攻撃待ちになります。
攻め、のバトル要素もあればよかったかな。

■フィールド・マップ
実装されているマップ機能はいまいち使い勝手が悪いです。
扉や行き止まり、先がある道の判別がしにくくミニマップ頼りなところもある本作でこれは不便でした。
アイテムを見つけても上限があり拾えない場合はマップに表示されたままになるのは有難いです。

落ちているアイテムはかなり近づかないと見つからないのですがこれは不便さからくるホラーゲームならではの恐さにつながる不便さであり不満ではありませんでした。

次にいくべき箇所がマップに表示されるのですがそれがいつもあるわけではありません。
ホラーゲームで道標が丁寧すぎるのは興醒めですが本作ではヒントは少なめです。
行くべきところがわからない不安、これもホラーゲームならではの恐怖でもありクリアしたときの解放感にも繋がるのでヒントのバランス調整は難しいところ。
本作はマップに部屋の写真や名前も表示されるのでギリギリ良バランスはなっているようです。
正解の場所に近づくと特別なイベントや不思議な声が聞こえてきたりする絶妙なヒントの出しかたの良いです。

■グラフィック
リメイクということでもちろんグラフィックは向上。
背景や光や影の描写はかなり向上してはいるのですが人物や霊はリマスター寄りのリメイクといった程度。
とくに霊の描写が大きく進化していないのは残念。
あんなに怖かった零シリーズの霊ですが描写が綺麗になったぶんアナログさが減ってデジタル感が強くなり霊というより半透明になった人間やゾンビに見えるというか・・・。
背景の描写は向上しているのですが霊の表現がリマスター止まりで幻想さが失われているのです。
濡鴉ノ巫女や月蝕の仮面の霊のほうが怖かった。
他の零シリーズに比べてえっちい霊もかなり少ないような。
モノクロの回想カットシーンは旧作の使い回し?かと思うくらいでしたがどうなんだろう。

テクモ特有の特徴ある女性キャラクターはリメイクで肌質は変わったもののまだちょっとリアルさには欠けるモデリング。
このモデリングがあっての「零」という意見はあって当然なのですが思い切ってキャラクターデザインをガラっと変えるのもありだったのでは。
あのちゃさんにモデルをお願いするとか。
そういう私はこのキャラクターデザインあってこその零だと思っているので本作の製作チームによる零と同じ方向性の他のホラーゲームを遊んでみたい。

■死にゲー?
たまに遭遇する触れるだけでゲームオーバーになる中ボス?のせいで何度もゲームーオーバーを繰り返しました。
一撃死の中ボス?に追われる恐怖はホラーゲームだからヨシとしてゲームオーバーから再度プレイを始めるまでのロードが数十秒あるのはかなりのストレス。
どうすれば中ボスから逃れられるのか、も謎解きの一つのようなものなのにこのロード時間と死亡を繰り返させられる仕様はいただけないです。
オリジナル版でここまでの一撃死要素があったのか覚えていないのですがもしも本作がオリジナル版を踏襲しているのだとしたらロード短縮をもっと頑張るべきでした。

■アップデート
発売日の翌日?に配信されたアップデートで霊の弱体化と与ダメージアップ等がされたようです。
アップデート前に戻してプレイしたところ与ダメージが数倍(もしくは霊のHP削減)
霊が羽化によるHPを回復する量が1/3~1/5になったようです。
この羽化がやっかいで「こんな要素いらない!」とイライラさせられましたがアップデートでかなりマシに。
アップデートで羽化自体無くなってもよかったんだけど(笑)
もしも初日であまりの手強さに辞めた人がいらっしゃったら是非アップデートして是非再チャレンジしてください。
バトルも快適ですよ。
ホラーゲームとして誉め言葉にはなっていないかもしれませんが。


■その他
PS5の振動機能を駆使しているようで効果的には思えませんでした。
振動機能を多様しすぎ?
肝心な怖がらせポイントでも慣れっこになってしまっているので振動機能にはメリハリをつけてもらいたい。

リメイクとよぶに相応しい点はいくつもありますが10年以上前に発売されたオリジナル作品を現在でも通用するようリメイクされた箇所と努力は欠けているように感じました。
戦闘の楽しさ、射影機の使い勝手、なによりも怖さ、は最近発売のリマスターや過去作のほうが上。

かといって本作が駄作というわけではなく零シリーズでしか味わえない恐怖、恍惚感は健在。
他の零シリーズよりも遊びやすくなっているのでエンディング回収も捗っています。
移動や戦闘の不便さ加減が軽減され遊びやすくなればなるほど怖さも軽減されていくというジレンマはホラーゲームに付きまとう課題でしょう。

 

コンピューターゲーム(古っ)はネットで更新ができるようになりアップデートで内容はいくらでも変わるようになりました。
発売直後は評価が悪かったゲームもアップデートを重ね見違えるように良くなることも(逆もある(笑)
ですが発売直後の低評価がそのゲームにいつまでも付きまとうのは仕方がないのでしょうか。
ゲーマーがコンピューターゲームに対する考えをアップデートをしなければ。


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