本作の推理パートには「背景を調べる」「会話をする（問い詰める）」「体（3Dモデル）を調べる」「ノスリのポンコツ推理を正す」といった内容のものが。
背景を調べる、問い詰める、は総当り的な推理ですがゲーム進行に必要な選ばなければ進まない箇所は少なめでできることが無くなれば教えてくれるので総当りコマンド式AVGで受けるようなストレスは無し。
身体検査は頭・背中・前を調べれば大体解決してシンプル。
もっといろんな箇所を調べられもっと反応の違いを見ることができれば・・・本作にこのパートを期待していた人はガッカリするかも。
「ノスリのポンコツ推理を正す」が本格的な推理？パート。
推理に必要な状況や証拠の説明がわかりやすくそれほど難しくはありませんでした。
メインストーリーは「真・解決ED」を見るまでスキップしなくても数時間でクリアできかなり短め。
ただしマルチエンディングなので全てを見るには周回が必要。
到達できたEDは真面目に推理しなながら進めた「真・解決END」とわざとポンコツ推理で進めた「ポンコツED」
おまけモードが意地悪をしてなければ残りのEDは○つ。
分岐条件が不明な今ではマルチエンディングの数以上に周回が必要かと。
「真・解決」にしてはモヤっとする箇所もあったので未クリアのEDに「真・解決ED2」みたいなのがあるかも？
プレイヤー（ハク）にはHPのようなゲージがあり（逆転裁判のアレ）推理するごとに減少。
一定の事件を解決しないと回復しないので0になるとポンコツEDまっしぐら。
一周のプレイ時間が短めでよかった？（笑）
周回時、会話早送り機能は早めですが一括スキップは無いので少々面倒。
一度選んだ選択肢は周回時にわかるようになっているなどAVGの基本的な機能は搭載。
キャラクターは偽りの仮面の主要キャラはほぼ登場。
メイン処は表情豊かで様々な仕種を見せてくれます。
ノスリのポンコツっぷりも憎めなくて可愛らしい。
ギャラの高そうなベテラン声優も多数登場するにも関わらずフルボイス。
おなじみのBGMに加え（おそらく）本作のために作られたBGMや状況に合わせた効果音も良い。
アニメで実証済みですが藤原啓治さんの後を継いだ利根健太郎さんのハクに違和感は全く無し。
クリア後のおまけモードは充実。
幕間を描いたショートストーリーは10以上。
もちろんフルボイス。
人物集（登場キャラの3Dモデル閲覧）やムービーも閲覧できるおまけモードですが２周しても約半分しか開放されていません。
特に３Dモデル閲覧は2周しても半分以上開放されずシークレットのまま。
本作の本編では登場しない（と思う。登場する分岐を見ていないだけかも）二人の白皇の登場キャラも閲覧できます。
斬2のモデルを収録しただけなのかうたわれ関連で新たな動きがあるのか・・・。
ノスリとハクの掛け合いは面白く続編、というか追加シナリオを切望。
本作の価格とメインの短さを考えると無料アップデートで（笑）
価格が相応か不相応かは残りのEDや未開放部分をすべて見てから決めることかな？
もっともゲームプレイ時に感じる面白さや良さに価格が影響する割合は極少だというのが自論ですが。
90％うたわれるものの偽りの仮面ファン向けのファンアイテムといっていいでしょう。
なので私はいろいろと開放されていない今の時点でも満足。
現時点でですが描きおろしイラストが少ないのは残念。これで10％マイナスしたかも。
原作での重く辛い展開が続く以前に起こっていたほのぼのコメディが見れただけでも嬉しく救いにもなりました。
本作はあのマロロやオシュトルがまだ元気で楽しく一緒にいた頃のお話なのですから。
この2人との交流をもっともっと本作に収録して欲しかった。
