PS5【ステラーブレイド】1週目クリアー後感想 ※ネタバレ控えめ 魅力溢れるキャラを操作できる喜び

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ディレクターが「ニーア」シリーズの影響を受けたと公言するほど「ニーア」らしさを多分に盛り込んだ内容に。
それでも「とはいえパクリでは!?」と感じるほど似ている箇所は多いのですがディレクターへのインタビューから感じるニーアへのリスペクトやニーアシリーズディレクターとの対談まで行われるともう降参(笑)

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ニーアへのリスペクトをどこまで昇華したのか、そして本作ならではオリジナリティを楽しむことにしました。
実際クリアしてもニーアに酷使した箇所に嫌悪感は感じませんでした。
明らかに模倣しているのに「パクってない」「こっちのほうが先」「・・・(沈黙)」と盗人猛々しいことをヌかす輩より100万倍マシ。

【アクション】
後述しますが本作はストーリーも重視しているもののアクションパートにさらに重点を置いていて爽快感と緊張感に富んだアクションゲームになっています。
少々長めのダンジョン、ミッションもダレることはありません。

敵の攻撃は激しくジャスト回避とジャストガードによる防御を駆使することが大事。
育成によって技の種類は増えていきますが1つの技の派生が増えていくことが多くゲームを進めても技が多すぎてややこしくなることはありませんでした。

ジャストガード(L1)からの△・□のカウンターはL1を押していると認識されないようで少々つかいにくい。
その分威力は高めなのですが。
死にゲーによくある休憩地点で回復すると敵も復活するシステムが採用。
それだけでなくボス戦は難易度が高く終盤にはジャスト○○を駆使する必要がある死にゲーライクに。
ジャスト○○からの反撃攻撃なのですが敵がフェイントを使ってくるのでタイミングが難しめ。
ここら辺りは「ニーア」らしさよりも死にゲーらしさが色濃く出てきます。
雑魚も2体以上に囲まれると苦戦必至、1体1体相手にしていく事が大事なのも死にゲーライク。
ただ難敵で詰まっても後戻りできない、育成もできない箇所があるのは難点。

ストーリーによっては射撃しか使えないシーンも。
操作性はいいのですが弾切れになることも多く弾薬切り替えはボタン長押しではないほうがよかった。
ゲームを進めると攻撃のスピードが上がる装備があり体験版で感じたボタンを押したときの反応と見た目が違う印象は薄れていきます。

【グラフィック】
とにかくグラフィックに妥協がない!
なんでもない普通のステージでも他ゲームのラストステージのような描き込みや目に留まる美しさが。
主人公イブの肢体をこれでもかと魅せる演出には笑ってしまうことも。

そこらへんに落ちているアイテムや宝箱はかなり視認しにくいです。
そのためタッチボタンを押して周りをスキャンしながら進むのですがこれは少々ゲーム進行のテンポを悪くしています。
じゃあ目立つように拾えるものは目立つようにキラキラしとけ、となると雰囲気台無し。
スキャンの手間と雰囲気のバランスはギリギリ取れていて探索はストレスは控えめ、かな?

【フィールド】
ちょっとした街(といっても規模や描き込みは凄まじいのですが)に広大なフィールド、ダンジョンが点在する造りはニーアそのもの。
サブクエストが豊富でいくつでも受けられクエストのためのポイントも表示されるので探索はしやすいのですがマップを開くのが面倒なのがとにかく難点。
サブクエストはどうしてもお使い気味になりますが完了すれば即、次の目的箇所にワープしてくれる親切設計も。
内容も本当に困っている人の手助けが多くついつい寄り道してしまいます。
少々会話システムに癖があり早送りやスキップがしにくくテンポが悪く感じました。
RPGではよくあることなのですが「これ以上進むと他エリア探索やサブクエストなどが進められなくなります」がゲーム終盤というより終盤ちょっと前に来ます。
ゲーム中にその警告はでるのですが本当にその後エンディングまでそのようなことになるとは・・・。


【ストーリー】
宇宙から地球奪還のために人ならざるもの、それとは別の人ならざるもの、そして人の関係が入り乱れて・・・オートマタやん(笑)
驚きやドラマチックな展開はありますが本作はアクションパート1つ1つが長めでストーリーを楽しむというよりアクションをメインに楽しむゲームに。
良い事ですよ!?
それはアクションゲームとして素晴らしいこと。
扉や宝箱開けのちょっとした謎解きや隠しキャラ的な敵にアイテム探しなど長めではあるけど1つ1つのステージ攻略に飽きることはありませんでした。
チェックポイントも多め。
ただニーアのような予想もしてなかった展開を期待していると大きく裏切られるかも。

【キャラクター】
イブのビジュアル製作にどんだけ情熱を注ぎ込んだのか・・・衣装が変えられることを抜きにしても操作していて飽きません。
イブの設定はおそらくオートマタの2Bを意識したものなのでしょうが感情の起伏の無さなどキャラクターとしての面白みには欠けています。
オートマタに存在した9Sやポッドといった冷静沈着な2Bを引きたたせるキャラが本作には不足していたせいかも。
それっぽいキャラは本作にもいるにはいるのですが9Sやポッドほどではなかった。

【音楽】
オートマタで楽曲を担当していたMONACAは本作にも参加。
そのためかオートマタっぽいなぁ、とおもうBGMは多め。
緩やかな曲から戦闘曲、熱いボス戦曲はメリハリが聴いていて大いにゲームを盛り上げてくれます。

【PS5】
マップを開くためにはタッチボタンを上にスライド。
ミニマップがなくマップを開くことは頻繁にあるのにこれが上手くいかないこともありイラッとします。
バトル中もダッシュ系統はL3押し込み、これが頻繁に行うことになるので少々大変。
小さめのデュアルセンス出してほしい。

ビジュアルの作りこみ、イブの魅力、ニーアへのリスペクトを抜かることなく開発に注ぎ込んで「面白いゲームを作るんだ!」と熱い情念を感じさせるタイトルです。
セクシャル表現が表沙汰になっていますがアクションも手抜かりなくきちんと作りこまれています。
簡単ではないですが死にゲー一歩手前の難易度に理不尽さが無かったのも好印象。
この世に全てのゲームをプレイしてきたわけではありませんが「ゲームでこんな○○(演出、アクション、ビジュアル)初めて見たなぁ」と所々で感じさせてくれたタイトルは久しぶりでした。
ニーアのようなシナリオ性、ベヨネッタのような肢体の魅せかたにはまだ及んでいなかったかな。
とはいえニーアや死にゲーを模倣している所があったとしても独創性もキチンとあるタイトルです。


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PS5【ステラーブレイド】1週目クリアー後感想 ※ネタバレ控えめ 魅力溢れるキャラを操作できる喜び」への2件のフィードバック

  1. 匿名

    なんだかな〜購買意欲が沸かないレビューだなぁ
    凄い偏見を押し隠してそうな匂いがぷんぷんする

    返信

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