Switch【ウルトラ怪獣モンスターファーム】クリアー後感想 ※ネタばれ控えめ 延年益寿、私の好きな言葉です

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本作のプレイスタイル、攻略方法はプレイヤーによって大きく異なると思われます。
今回は私なりのスタイルでプレイした上での感想なので適切ではない所や誤りも大いにあるはずなのでご注意を。

約三ヶ月前のニンテンドーダイレクトで突然発表され絶大なインパクトを残したタイトル。
合成された珍妙なウルトラ怪獣のデザイン+久しぶりに触れたくなったモンスターファームというトコに魅かれで購入。

基本システムはモンスターファーム。
怪獣だけでなく異星人まで飼えてしまう理由は一応冒頭で語られますが、そこは深く考えないほうがいいです(笑)
育成パートでできることはステータスアップ、大会に出場してのバトル、休ませる、の3つがメイン。
モンスターを愛でる要素は「声をかける」これだけなのは寂しい。
いろんなモンンスターを複数育てながらそれらを頻繁に合成して楽しむゲームではありません。
1体をゲーム内で4~5年、プレイ時間で4~5時間?くらいかけて1体を大事に育てていく、いわゆるモンスターファーム。


育成
モンスターの誕生方法は交通系ICカードのNFC機器、検索した音楽から、ただでもらえる,など。
同じICカードを連続して使っても違うモンスターが生まれたりするのでランダム要素はありそう。
アミーボはダメでした。
育成モンスターを決めたらトレーニングや修行でステータスアップ。
大会に出場してランクを上げたりお金を稼いだり休ませたり・・・。
育成はアイドルマスターのミニゲームのようにプレイヤーのアクションスキルを求められることはなく大成功、成功、失敗の3種で即決します。
失敗、はほとんどないのが救い。
モンスターはがんがん育つ、大会でお金もジャラジャラ稼げる、バトルパートの敵モンスターはそんなに賢くない、と
「なんだ、楽勝じゃない」と思いきや、当然のように本作のモンスターには寿命が存在。
好き勝手なプレイができるのは1年目だけでしょう。


寿命(引退)があることをわかってからは作業感が強くセーブ→ロードのやり直しプレイも辞さない効率重視プレイに。
大会にでてKOされて怪我、育成中の思わぬ暴走などが起こりゲームリセット→セーブした箇所からやりなおしたことは数え切れないほど。
リセット機能がないのでゲームを終えるかタイミングの少ない「タイトルに戻る」を選んでからでないとロードはできません。
結構苦痛でしたがオートセーブが1日の始めに行われるのでセーブの手間は省けました。

2体目がかなり短命だったので調べてみると育成のための修行、お金稼ぎのための大会出場、がよろしくない(寿命を縮める)ようで。
そうなると3体目は修行も大会出場もしないほぼトレーニングのみでますます作業感しかないプレイに。
アイテムを買っては与えて、声をかけてゲキリンを下げるの繰り返しも。
ドラマチックなストーリー的なものもほとんどないのでゲームを進める意欲があまり沸かない。
ひたすら苦痛な時もありましたが愛着が増してくるモンスター、育成システムのテンポの良さに救われました。
各種ロードは短め(あまり行かない街の行き来は少し長め)でバトルも含め演出がスキップできるようになっています。

モンスター強化にはアイテム、料理、クッキーによる特徴付与などがあります。
アイテム(食事)はいろいろありますが効果的なものは少なめ。
延命させたければ毎日与え続けるハメになるのは手間。

料理は月に一回与えられる主に感情度の調整。
クッキーは死んでも復活など強力な効果を持つモノも。
ただしどのクッキーが貰えるかはランダム。

上記の3つはモンスターを育てている感は強くて良いのですがゲームを面白くする要素にはなっていなかったような・・・。
特にクッキーは不必要なものが多くて良いものを引き当てるのは面倒でした。
一度に10枚くらい買えればよかったかも。

バトル
プレイヤーはモンスターの位置、攻撃を選ぶ、攻撃、と厳しくはありませんが息つかせぬバトルに。
あまり敵のAIがよろしくないのか激しい攻撃はしてきません。
時にはこちらの連続攻撃で敵の攻撃をほぼ封じてしまうことも。
バランスよく育てた1匹目は中盤から勝てなくなり苦労しました。
特に平均的にステータスを上げるとこちらの攻撃は5割くらいしか当たらず。
当たりやすい攻撃は攻撃力がかなり低め。
こちらの攻撃が外れまくったときのストレスといったら・・・。
2匹目からはこんな偏ったステータスにしました。


回避9000もあれば最高ランクの敵を相手にしても攻撃はほとんど当たりません。
クリアー後に登場する○○や□□にも通じます。

勝敗の判定は相手のHPを0にするかタイムアップの時はHPが削られた率が高さの勝ち。
HP100vsHP5000がタイプアップ時HP100vsHP4999なら前者の勝ち。
HPと丈夫さをガンガンにあげて攻めの姿勢で勝ち抜くやりかたもあるのでしょうが私向きではありませんでした。
育成とバトルは共にランダム、というか運の要素がかなり強めでその点も好みが分かれそう。

音楽
ウルトラマン作品のBGMが使われていない(とおもう)のは残念。
効果音や叫び声が同じなだけでちょっと嬉しいのにBGMも劇中のものが使われていたらもっと・・・。


グラフィックは・・・秀でて良くもなく悪くもなく。
モンスターファームの朴訥な世界観には合っています。
ファイティングシリーズなどがPS2以降発売されず。
リアルビジュアル系で高精細グラフィックに描かれたウルトラマンゲームを観てみたい、遊んでみたい、という夢は本作でも叶わず。

巨影都市はなんか違うし。(でもこれの続編作ってほしい)
公表ではベースの怪獣は約25種、合成することで200以上のバリエーションに。
色違い、テクスチャ違いなだけの合成モンスターもいますがパーツも変わっている合成モンスターがいたりと多彩。
攻撃方法も各ベースモンスターに多種多彩に用意されていてモンスターへのボリューム不足はそれほど感じませんでした。
続編があるならもっと増えているでしょうし楽しみ。
カワイイ系、平成作品の怪獣・異星人が少なめなのは残念。

このゲームだけじゃないのですが・・・。
会話やイベントをボタンを押しながら進めている時、選択肢が不意に現れてうっかり一番上の選択肢を押して選んでしまう事象。
本作でも多々あり。
こういうゲームはちゃんとテストプレイしてテストプレイの声を聞いているのか疑ってしまう。
ほんと腹立たしい事象。
いまだにこの事象を実装しているゲームってなんなの?
本作は選択肢に重要な意味はほとんどないので本作ではそれでイラつくことはありませんでしたが。そんなに。

少々厳しめに感想を書き連ねましたがモンスターファームに合わないプレイスタイルを貫いたせいかも。
モンスターファームらしいほのぼのとした世界観での育成とバトルはどこか牧歌的で優しさも感じられる出来になっています。
なによりウルトラ怪獣+モンスターファームという着眼点は脱帽。

その組み合わせがきちんとゲームとして成り立っている手腕も素晴らしい。
私のように効率プレイを目指さず何十年(ゲーム内で)もかけて寿命を終えたモンスターを継承しながら新たなモンスターを育成、
そうし続ければ寿命をそこまで気にすることもない強力なモンスターが生まれ愛でることができるのではないでしょうか。


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