「ダンガンロンパ」「レインコード」「ハンドレッドライン」などを手がけた小高和剛氏が原案とシナリオを担当する完全新作AVG
前ぶりとしては5つのルートがあり5つのジャンルのAVGが楽しめるといったものでした。
その1ルート1ルートはそこまで作り込まれてなくてアッサリした内容になるのではないかと危惧しましたが全くそんなことはありませんでした。
5つのルート全てが濃密で骨太で大ボリューム。
その5つのジャンルはよくも悪くも懐かしさを感じさせる硬派な内容。
しかし!
その5つのルートが本作の全てではありませんでした。
5つのルートだけでもかなりのボリュームとテキスト量なのですがその他も同じくらいの大ボリューム。
それがナニかは詳しくは書けませんがテキストAVGに慣れっこの私ですら「ちょっと長すぎない?(笑)」と感じるほど。
シナリオが奇想天外で意表付き捲りの先が全く読めない展開が続くので飽きはしませんでしたが少々ダレました。
■ゲームシステム
ルートによっては選択肢を1つ間違えるだけでゲームオーバーになることも少なくありません。
謎解きに時間制限があったり選択肢ミスを数回できる猶予があったりもするのですが難易度はかなり高め。
ゲームオーバーという概念がありやり直しになるのですが終盤を除いてはやり直し箇所は直前に巻き戻されるだけなので気は楽。
テキストは早送りできるのでやり直ししやすいのですがもっと早送りのスピードを早めてほしかった。
場所によってはかなり前にまき戻されることもあるので選択肢ミスをしないよう解答シーンでは緊張します。
ハラハラドキドキしながらプレイできたAVGはひさしぶり。
それでも「その選択肢で正解!?」と思う様な正解の選択肢が所々あったのは困り者でしたが。
プレイヤーは5つのルートをどれから遊ぶか選べますが1度選ぶとそのルートをクリアするまで他のルートへの寄り道はできません。
シナリオ的には5つのシナリオはツリー上に別れたり最後には1つに集約したりするのではなく・・・詳しくはいえませんが5つ全てをクリアしたとき本作のストーリー展開の斬新さに驚かされました。
5つのルートはまったく違う展開になるのにこう繋がるのか!と。
どのルートもルールやジャンルは違えど基本はテキストを読み進めるのがメイン。
このテキスト量がハンパじゃない量。
主にキャラクターの会話で物語りは進むのですがダンガンロンパやハンドレッドラインと同様に会話シーンが立ち絵の多さや凝った演出、イベントCGも豊富で飽きさせません。
ウインドウにテキストが表示されるのではなく吹き出しに表示されるので(そうではないルートもある)ちょっとした演出(アップになったりロングになったり転換したり)が会話を読み進めるテンポをちょっとづつ阻害しています。
ハンドレッドラインも同様でしたが本作は会話量が膨大なのでその”演出がちょっとづつテンポを阻害”が積もり積もってさすがにだんだんダレてきました。
ここからは5つのルートのそれぞれの感想と難所のヒントを。
■共通点
5つのルート+αの謎解きや正解の選択肢はとにかくヒントが少なめ。
ゲームオーバーになった回数も多かったです。
硬派なAVGといえば聞こえはいいのですがプレイヤーへの導線が丁寧ではない荒削りさも感じました。
シナリオは5つとも想定外の方向に進み幾度と驚かされます。
ただ「先が見たくて辞められない」というほどの牽引力は薄めだったかなぁ。
個性的なキャラは多かったけど魅力ある、魅かれたキャラは少なかったです。
総じてアニメチックなビジュアルですが殺傷シーンや死体が生々しく描かれます。
よくCERO Dで済んだなぁ。
■法務省ルート(ジャンル:推理アドベンチャー)
ズバリ、進行や演出は逆転裁判そのもの。
証拠を集め容疑者の嘘を見破ったり容疑をはらしながら進行。
選択を間違えすぎるとペナルティゲージのようなものが現少し0になるとゲームオーバー、直前からやり直し
○○の仕掛けや殺人トリックは強引というか無理があるのでは・・・どんだけ高速で動いたのか。
最後の4つのピースを合わせる選択はわかるまで難しかった!
ヒントは「○○が言いたかったこと」
↓ をマウスでドラッグでヒントが表示されます
4文字熟語
■保険省ルート(ジャンル:極限脱出AVG)
リアル脱出ゲーム+デスゲームのような内容。
パズルの解答には時間制限があり、会話中の選択ミスでゲームオーバーになることも多め。
ピースをはめるパズルがなかなか高難度ですが救済はおそらく無し。
ヒントや解答は ↓ を。
本作は著名声優陣が集結しているのですがこのルートに1人声優とは思えない演技の人が。
スタッフロールで名前を確認したけどちゃんとした声優さん。
そのキャラの事情からわざと下手にアフレコした?
■科学省ルート(ジャンル:マルチ視点ザッピングノベル)
かまいたちの夜風のフローチャートをいったり来たりしながら進めるビジュアルノベル。
ひたすらテキストを読み進めるのでこの手が苦手な人にはかなりダルく感じるかも。
会話の演出が少なめなのでテンポよく進むのですがビジュアルノベルパートだけあったとにかくテキスト量が膨大。
クイズや謎解きはありませんがクリア自体が難解です。
フローチャートを行き来して全ルート読めばいいというわけではなくただしい選択肢を選んでフローチャートを正しいルートに戻さなければいけません。
ヒントはあるのですが詳しくは教えてくれないのでかなり悩みました。

■文部省ルート(恋愛AVG風)
狙ったヒロインの好感度を上げるために適切な選択肢を選んでいきます。
ヤンデレ系AVGとしてシナリオがよかったです。
謎解きは強引でしたが難易度は易しめ。
■警備省ルート(ジャンル:ステルスアクションホラー)
夜廻や昔の2Dメタルギア風のステルスアクション。
敵に見つからないよう唯一アクションが要求されるルートですがそのアクション自体は簡単。
パイプパズルはこちらを。
■5つのルート全てをクリア後
・・・ここからが更に大ボリュームな展開へ。
この先は自分の目で確かめてください。
セーブできなくなるのはかなりキツいけどやり直しは最初からではないのでご安心を
最後(ではないけど)の選択肢は悩みまくった!
○○を知らなかった人物ってアノ人も手に取るまで知らなかったのでは?
答え ↓ 謎の文字列置いておきます。マウスでドラッグで表示されます。
124
125
24
23
● 最後は自分の考えで!
1度エンディングを向かえた後タイトル画面に戻ったら、
まず【絶対に】データロードの項目を見てオートセーブのところをみてそこから始めましょう。
もしもオートセーブを違う箇所で上書きしてしまうと手動セーブデータの場所次第では○○をみるために完全に最初からやりなおし数十時間かかることになります。
何をいっているかわからないと思いますが1度エンディングを迎えればなんのことかわかるはずです。
私はオートセーブデータを上書きしてしまいましたが手動セーブをちゃんとしておいたのでなんとか1時間程度やりなおしただけで全ての○○を見ることができました。
危なかった・・・。
【1度エンディングを見てタイトル画面に戻ったら、2週目を始める前にまずオートセーブデータの箇所から始めましょう】
■BGM・ボイス
フルボイス!この会話量でフルボイスは凄すぎる。
BGMも良いです。ダンガンロンパとは違ったテイストですが個性的。
■Switch
Switch2でプレイ
ロードは短く気にならなかったのですがロード時ちょっと前のゲーム画面が一瞬表示されるのだけは気になりました。
ゲーム内の携帯着信の振動音がリアルかとビビる(笑)
■その他
ボリュームの膨大さに驚かされました。
もしも「ハンドレッドラインと並行して造られた二軍?」「5つのルートって5つのミニゲームの寄せ集め?」と思われているのだとしたら決してそんなことはありません。
(そう思っていたのは私だけかも・・・)
AVGとしてガチガチのガチで本気で作られています。
難易度は高めと何度も書きましたが理にかなったものもあれば証拠やログが見返せないがために難易度が上がっていた箇所もあるのは残念。
クリア後の解除される要素少なすぎない?
鑑賞モードが○○だけ、
ルートによっては選択肢によってシナリオが分岐したり見れないシーンがあったりするようなのですがシーンセレクトやルートセレクトといった要素は無いようです。
硬派過ぎて誰でもEDに迎えられるような親切なゲームに慣れていると詰まる可能性は大きいです
。キャラクター総数も多めですが誰もが個性的でわかりやすい性格付けで「○○って誰だっけ?」と混乱することもありません。
コメディやギャグやパロディ、おふざけが過ぎるシナリオやキャラは数も限度もかなり控えめなので「ダンガンロンパ」や「ハンドレッドライン」みたくそのような要素を本作に求めていると物凄く肩透かしを喰らうかも。
逆に小高作品は好きだけど度を過ぎたおふざけは苦手、という人にはピッタリ。
強引で無理がある謎解き、トリックも多々あり理不尽な点を色々感じましたが目くじらを立てるほどでは・・・。
コンシューマゲームとしては触れにくい「宗教」と「バラバラ殺人」が取り扱われていて本作の重要な要素ではありますがグイグイ押し付けてもこないので嫌な感じはしませんでした。
かなりクセが強めで予想外のことが起こりまくる展開は着いていくのがやっとに感じるくらいですがそれらが伏線となり終盤に集約していく流れはお見事。
疲弊するほどのテキスト量でしたがもう少しのんびりプレイすればよかったかな。
でも、まだやりこんでないゲーム、これから発売される期待の新作ゲームが多くて多くて。













質問です。
ルートに分岐があるって聞いたのですが、分岐の行き方を教えてください。