PS5【龍が如く 維新!極】クリアー後感想 ※ネタばれ控えめ ゲームもDLCもサービス精神満点

スポンサードリンク

オリジナル版が出たのが2014年。
その時以来のプレイなのでオリジナルの内容はおろかシナリオもうろ覚え。
新作を遊ぶかのような新鮮な感覚でプレイはできましたが最近のゲームでは容認されにくい古臭さや不親切な部分も目立ちます。
龍が如くシリーズの中の”極”シリーズはリマスターではなくリメイクという認識で正しいのかな?
ビジュアルのクオリティは現行機のレベルに向上。
しかし手触りやプレイ感はあまり向上していないかも(オリジナル版はうろ覚えなので)

オリジナルからの変更要素としてキャスティングの変更が。
タレントを採用したキャラもいればタレントを起用していたキャラを他のタレントに変更していることも。
オリジナル版に愛着を持つ人には不必要な変更に感じることもあったかもしれませんが私は概ね受け入れられました、
ただ高橋克典さんと船越英一郎さんは変更しないで欲しかったかなぁ。
後任の方々が悪かったわけでは決してないのですが極グラフィックでのご両人を見てみたかった。
特に武市役はヒーロー然とした役やアウトロー役も演じてこられた高橋克典さんのほうがあっていた気がします。
中野英雄さんの武市に不満があったわけではありません。決して。

フィールド
龍が如くシリーズの醍醐味でもある街中の散策。
他シリーズに比べると小さめで道も狭いのですが密度濃く作られています。
ダッシュに息切れ要素があったり(育成でスタミナは増やせる)道が入り組んでいたりファストトラベルが不便なのはオリジナル譲りなのでしょうが散策のしにくさは結構なストレスになりました。
メインイベントはほぼボイスありですが数多くある小さめのサブストーリーはほぼボイスもなければ口パクもなし。
ここは極としてパワーアップしてもよかったのでは。

サブストーリーは起点となる場所が表示されずどこでなにが起きるのかわかりません。(おそらくオリジナルも)
不親切でもありますが表示されたらされたで親切すぎると感じてしまうのかも。
その分随所に数多くのサブストーリーが点在。
遊戯施設は神室町を舞台にした龍が如くシリーズと比べてしまうと寂しい。
やっぱりゲームセンターがあっての龍が如く&ジャッジシリーズ。
隊士カードが世界感崩壊要素なのでゲームセンターもなんとかして新要素として収録して欲しかった・・・。

街中にアイテム(福引券がメイン)が落ちているのですが拾うモーションが長めで拾う気が失せます。
その福引も1回引くごとにスティックを廻して廻して・・・これらは大きなマイナス点。
ミニゲームの仕様もオリジナルの仕様のままなのでしょうが演舞の譜面、カラオケの譜面の切り替え時の見辛さも改善の余地大いにあり。

戦闘
4つの型のうち1つを選んでのバトル。
そこに大きな変更点はなさそうですがパワーアップや大きく改善した箇所はあったのでしょうか。(オリジナル版はうろ覚えなので!)
プレイした感覚は手触りは良く操作はしやすいのですがモーションが硬く地に足が着きすぎていて一昔前のアクションといった感じ。
型の変更でもコンボが繋がりやすくなればスタイリッシュさがでるのに。
もちろんビジュアルやエフェクトやカメラワークはパワーアップしています。
オリジナルから変更点が見当たらないわけではなく隊士カードが通常の戦闘でも使えるように。
カードの効果にはHP回復もあればかめはめ波を放つことができるカードも。
もともと少々難易度が高めなのでこの隊士カード要素は大きくバランスを崩してはいません。
世界感は崩していますが地味目な戦闘モードを派手に演出する良い方に作用しています。
操作面で古めかしさは感じる戦闘パートですがビジュアルの向上、隊士の派手さで楽しく遊べます。
なので龍が如くシリーズで感じがちな「絡んでくる雑魚うざい」と感じることも少なめ。

ビジュアル
本作は開発にアンリアルエンジンを使用。オリジナルはドラゴンエンジンではなかったと思いますがドラゴンエンジンを使用した龍が如くシリーズとはいろいろ変わった印象を受けます。
背景や光源処理はややギラつきが強いですがよりリアルに。
なにより主要キャラの顔の表現が良くなりました。
どこか土色っぽかった顔色は改善され眉や目元の不自然な動きが自然になり小鼻まわりもスッキリ。
キャラによっては顔変わってない?と感じるキャラも。
タレント起用キャラの再現も良くなっているように感じます。
主要女性キャラもより自然に美しく描かれています。
それらの反動なのでしょうがモブキャラは荒さが目立ちました。
顔以外の体部分は手足のバランスが妙に悪くみえるときがあるのは本作だけではなかったかも。
カットシーンとプレイアブルシーンでは主に顔グラフィックのクオリティに差があるのは残念。
極最新作なのだからそこは同等にして欲しかった。

購入特典&無料DLC
購入特典として強力な刀、無料DLCとして強力な隊士カードがダウンロードできます。
これが強力の一言では片付けられないほどのバランスブレイカー。
最後まで使えるほどの性能なので武器や隊士カード収集という要素を台無しにしています。
無料DLC武器の種類は「刀」だけで4つある型の「刀」以外の「格闘」「乱舞」「短銃」の3つも台無しに。
嫌なら使うな、DLするな、というところでしょうが・・・使えるもんは使って楽したいし(笑)

龍が如くスタジオにとって名越稔洋さんが離れてからは初の新作タイトル。
オリジナルには名越稔洋さんが関わられていたので完全なる新生龍が如くスタジオ新作というわけではありませんが
今でも名越稔洋さんが残っていればアレやコレはもっと改善、パワーアップしていたのでは?と感じる腑に落ちない点があちらこちらに。
最近の龍が如く、ジャッジシリーズは横山昌義さんを筆頭にチーフを別のかたに任されられていたので本作に名越さん不在の影響はなかったのかもしれませんが。
新生龍が如くスタジオ完全新作(直近だと龍が如く7外伝かな?)は「新生龍が如くスタジオ、ヨシ!」と心の底から思えるような完成度に期待します。

剣劇がメインとなっても龍が如くシリーズの良さは損なわれていない維新、維新極。
いろいろ不満点はありましたがしっかりと、様々な要素を思いっきり遊べるサービス満点の内容になっています。


スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。