PS5【テイルズ オブ アライズ】クリアー後感想 ※ネタバレ控えめ テイルズオブシリーズは3大RPGの1つに数えられるのか

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テイルズオブといえばやはりキャラクター。
過去にはユーリ、ロイド、リタ、ソフィ、アリーシャ等々今でも人気を誇る、議論を交わされる敵味方キャラクターを生み出してきました。
そしてアライズは・・・主要メンバーはいまいち弾け具合が足りないのか突出した部分がないのかイチオシまであと一歩たりない。
著名な漫画家によるデザインではないから、は的外れで問題は中身のほう。
悪くいうとアライズに登場するキャラの大多数が他ゲームでみたことあるような凡庸キャラ。
ただ褐色テュオリムと騎士キサラはなかなかの良キャラ。


王に近い存在でありながら芸術家肌で民に優しくも一般常識や金銭感覚や世間ズレしたテュオハリム。
騎士道精神を持ちながらも家事、料理、釣り、おしゃれに興味を持ちどこか庶民的で表情豊かな騎士キサラ
そしてその2人の絡みも主従関係の変化等がおもしろく描かれています。
慣れもありますがこの2人は戦闘で使うには少々使いづらいのが残念。
ルックスもよくこの2人の今後の活躍が見てみたくなりました。

味方の主要メンバーや敵のボス、中ボスキャラ以外にシナリオ中それなりな役割を持つキャラクターも所々で出てきますがそのキャラクターのモデリングがモブキャラ並に簡素。
通常のモブキャラに髭や傷を付け足しただけのような・・・そんなキャラがお偉いさんだったりストーリーの要の人物だったりします。
街中のモブキャラも「私はモブキャラです」といわんばかりのデザイン。
主要キャラ、街並みのグラフィックは頑張っているのにこれはもったいない。

戦闘はテイルズシリーズの中でもかなりアクションゲーム寄りに。
張り切りすぎてスキル技を出すためのなんとかポイントが空になり何にもできない、ということが過去作にはありましたがアクションの腕次第でほぼ何かしら攻撃ができコンボが繋がるように。
回避やガードを上手く立ち回ることで必殺技や秘奥義の出せる頻度が上がる攻防一体になっているシステムは疲れますが爽快感もあり戦闘中はだれる事がありません。
コンボが途切れないように攻撃しつづけるとブーストゲージが溜まり範囲攻撃もあるブーストストライクで敵を一掃、がアライズの主な戦闘の流れですが序盤から終盤までほとんどこの流れなのでちょっと飽きてきます。
フィールドにうろついている敵にぶつかると戦闘が始まるエンカウントバトルですがエンカウントにバトルが楽になる仕掛けでもあれば違っていたかも。
シナリオが進み成長していくとブーストゲージが溜まりやすくなるのでそこまでコンボの切らさないことに神経を使わなくてもよくなるのは楽。
使うボタンが多く同時押しも必要なのですが攻撃がR1、回避・ガードをR2に設定(これは英断!)されているためか慣れれば直感的に操作できるようになります。
仲間AIは設定もできますがデフォルトでも問題無し。
格闘家ロウやヒーラーはCPU任せにしておいたほうが上手く立ち回ってくれる感じでした。
ロウはCPUのほうが秘奥義を出す条件が溜まりやすいような。
街やフィールドやダンジョンは造り込みが細かく美しく描かれていて美麗。
派手で凝ったギミックはなく造りも単純で迷うことはほとんどなし。
シナリオ進行のために次の進むべき場所が表示されないことがありその点ではかなり迷うことも。
シナリオの都合上ファストトラベルが使えないことが頻繁に起こります。

豊富に用意されているサブクエストの物量、報酬、難易度、ファストトラベルが絶妙。
メインシナリオの敵に手強さを感じてきたらサブクエストを寄り道すると武具やスキルポイントが適度に溜まり目に見えて攻略が楽になります。
武具は素材を集めたりお店で買ったり宝箱にはいっていたりと王道RPG風。
それらが入手できるバランスも絶妙で寄り道が苦になりません。

シナリオはRPGの王道とは少し違う暗めでシリアスになり主人公たちや敵側の目的や謎がわかりやすく展開。
剣と魔法のファンタジーとソレとはまったく別のSFを共存させ意外性を持たせようとするゲームが少なくなくなったせいかアルフェンが○○だとか○○人は○○人でした、というサプライズもサプライズには感じませんでした。
テイルズオブ某で大荒れになったことで奇を衒う展開もないだろうとおもいきや終盤、大きな変化が。
何故かそこを直前のムービーでバラすという謎の展開も(笑)
驚いたのはその辺りくらいで優等生になったシナリオには物足りなさを感じました。
もう二転三転あるのがJRPGでもありテイルズオブらしいシナリオだったような。
スキットも大量。ほぼ紙芝居ですがキャラクターの深堀りに多いに貢献。
シリアスなものからコメディタッチなものまで多種多様。
キャラクターの深堀りをスキットにかなり頼りがちなのは気になったところ。

↓ネタばれあり、拡大注意

戦闘でお金や経験値やアイテムが手に入り、
武具やアイテムの売買や宿泊できる街が各地にあって武具があって、
個性的なキャラクターらと豊富なイベントを仲間と協力、時には揉め事もしながらも冒険、
JRPGらしさテイルズらしさをアライズは失っていませんでした。
戦闘がアクション寄りになり難易度が若干高めなので敷居もちょっと高め。
それでも間違いなくテイルズオブシリーズ全体の評価を底上げする良作です。

PS5でプレイしたためかロード時間はどこも短く動作も快適。
振動やトリガーは工夫がなくPS5デュアルセンスの有り難味は全く無し。
もうPS5のゲームでもPS4DS4使えるようにしましょうよ。

事あるごとに何処かしらで議論が行われる「3大RPGシリーズを決めるならその3本とは?」
動画見ただけ勢や売上第一主義勢も混じろうとしてくるその議論にテイルズオブシリーズに関して長い歴史とタイトル数を重ねてきただけではないことがこのアライズをプレイしていれば推すにせよ異論を唱えるにせよ内容に基づいた具体的な言葉で参加できるはずです。


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PS5【テイルズ オブ アライズ】クリアー後感想 ※ネタバレ控えめ テイルズオブシリーズは3大RPGの1つに数えられるのか」への5件のフィードバック

  1. 匿名

    なんでそんなにデュアルセンスアンチなの?
    そんなに嫌いなら箱とかPCで遊べばいいじゃん
    嫌いなのにわざわざ遊ぶのは理解できない

    それに三大RPGのくだりとか穿ち過ぎじゃない?
    本当に管理人はゲームファンなの?

    返信
  2. ピンバック: 【悲報】テイルズオブアライズレビュー「驚きが少なくシナリオが優等生になり物足りない」 | zawanews.com

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