PS4【ファイナルファンタジー7 リメイク】メイン&サブクエスト全クリアー後感想 ※ネタばれあり

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シナリオ
オリジナルで描かれなかった幕間や情報過多なくらいのこまかいイベントが多数追加。
アバランチメンバー、各町の住民、メインキャラ周辺や神羅メンバーとの交流・普段の生活が丁寧に描写。
脇役に対する感情移入度はオリジナルとは比べ物にならないくらいアップしクラウドやアバランチの行動に違和感を感じることも置いてけぼりになることもほとんどなし。
重要っぽい新キャラも数人登場しますがメインシナリオをかき回すほどでは無し。
蜜蜂の館辺りのイベント(女装そのもののことではない)は力入れすぎ。笑えたけど・・・。
唯一の違和感はここくらい。せっかくクラウドの心理の変化を緩やかにわかりやすく描写しているのにここのクラウドは別人。
要所要所で流れるイベントシーンのほとんどがリアルタイムで装備のグラフィックが反映。
超美麗なイベントシーンとゲーム部分のグラフィックの差がここまでないとイベントシーンを観ている時ですらゲームをプレイしているような不思議な感覚。
プリレンダかリアルタイムかはクラウドの剣でやっと気がつくくらい。
○○登場は大きなサプライズ、そしてその展開に泣きました。
PSPで発売当事プレイして以来のあのシーン、忘れずに今でも覚えていた自分にも驚き。
それくらいの名シーンでしたがここで挿入はズルイ。
万が一の事態が起こってFF7リメイクプロジェクトが今作で終わったとしても満足できる内容でした。

フィールド
各所に絶景ポイントが多数。
大体一本道ですが分岐や見逃すと取りこぼしそうなアイテムが配置してあり探索自体は楽しい。
バトル同様「ジャンプ」という要素がないのでちょっとした段差は乗り越えられずハシゴもいちいち昇り降り。
ドアはボタンで開け閉め、宝箱があって壊せる箱があって回復場所があって・・・と2世代前のゲームのような古臭さ。
グラフィックが現世代トップクラスなためその古臭さが際立つ形に。
中盤から各所をファストトラベルできるようになりますが制限があったりワープ先がどこなのかもわかりにくい。
イベント絡みですがダッシュできない(ゆっくり歩くことしかできない)場面が多すぎ。
バトルやダッシュ移動のテンポが台無し。
と不平不満が募ることは多かったはずなのですが背景がそれらの難点を吹き飛ばすくらいの美麗さ。
不思議とストレスは溜まらず。視覚から得られる快感が精神的ストレスを凌駕する形に。
ここまで作りこまれたトイレがあるゲームはなかなかナイ。

バトル
もしかしたらこのバトルシステムのためにアクションRPGとジャンル付けされているかもしれませんがアクションで難敵を突破する操作感覚は薄め。
敵の攻撃を予測してヒット&ウエイももちろん大事ですが敵の攻撃が察知できる予備動作が少なめで短め。
根幹はどのコマンドを選んで対処するかが重要なコマンド選択式バトル。
そこに誰にどのマテリアを装備させるかも重要な戦略。
キャラを切り替えることなく別キャラにアビリティを使わせることに慣れればより殲滅が楽に。
操作していないキャラのATBが妙に溜まりにくいのはちゃんと戦ってくれていないから?
これがバトルの難易度が高くなっている要因かと。
見た目はアクション式、操作しているとコマンド選択式、でも得られる爽快感はアクション式に近い。
グラフィックは言うことなし。
なつかしのあの敵があんな形やこんな形でリメイクされたモデリングに驚きも。
蜜蜂の館でゲットした衣装に着替えられないのかなぁ。

サブクエスト
あまりメインとは関係のないおまけ的シナリオがほとんど。
強化やお金稼ぎに繋がるので飛ばすのはもったいない。
なかにはEXクエストが発生するものも。
メインだけなら25時間程度でクリアできそうなのでもっと数と種類があっても良かった。
ただ前述したようにマップ上でのファストトラベルが非情に不便。
あちこち移動するサブクエストがもっとあったら面倒すぎてやらないかもしれない。

バレット
中盤からクラウドのことを理解してきていいキャラになってくる感じがたまらなく良い。
でもオリジナルをプレイしていないと「親バカのうるさい蝶野」くらいにしか思われなさそう。

クリアー後はハードモードやバトルシミュレーターなどやり込み要素が解禁。
次回作にセーブデータ引き継ぎはもちろんあると思うけどあまりやり込みすぎると次回作のバランスが崩壊しそうでなにかしらリセットされそう。
次回作を匂わせる演出がそれほどなく何年後発売になるのやら・・・。
分作で発売された場合、終盤や最終作を思わせる演出はあるけどそこまではまだ構想段階でもなさそうだし。
演出、フィールド移動時の不便さ、台詞回し、難易度など妙に古臭い点もありますがオリジナルの良さを損なうことなく現世代にマッチした最新のRPGであることには間違いない完成度。
スクエニの「苦労して作ったんだから簡単にはクリアして欲しくない」「せっかく作ったんだからじっくり観てほしい」といった旧体質も少なからず感じられます。
救済措置があるのは若い世代が調整しているおかげかも。
彼らが今後のFF7リメイク、FF16に関わるのならばあたらしい事にチャレンジしつつも開発者よがりにならないFFが出来上がるのかもしれない。
楽しみ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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