ナンバリングによってコンボの仕組みやステージのギミック、成長システムが様変わりするなど試行錯誤をしてきたワンピ無双も今作が一番本家の無双（戦国無双のほう）に近いかも。
空中アクションが加わったことで通常コンボから硬直時にダッシュor空中アクションに移行し攻撃を止めることなくアクションを続けることが可能に。
ステージは平らな地面ではなく起伏もあり建物や背景の色鮮やかで多彩。なかには壊れるオブジェクトも豊富で一騎当千以外の爽快感も味わえます。
キャラ表示数も相当なもの。
それでいてプレイヤーを見失うことも少なく処理落ちもポップアップ表示もなく滑らかで安定。

無双にたまにある「○○と一緒に行動せよ」系のミッションもきちんとNPCは行動してくれるのでストレスなし。

プレイアブルキャラ、敵キャラの大きさが様々。
それでいて違和感がないのはワンピの世界観のおかげか。
カイドウはもちろん白ヒゲは3より1.5倍？カタクリも大きい。
体型もコミックそのまま・・・のはずなのに体型には妙な違和感（笑）

ドラマティックログ＝原作追体験モードは
空島、スリラーパーク、インペルダウンは無し。過去作でゲーム化されたから省くのだとすればいつまで経っても完全追体験のワンピ無双は出ないことに。
原作追体験と言ってもほとんどがアクションゲーム中ではなくイベントシーンでナレーションとイラストやムービーで語られます。
バトルフィールドの作りが自然で美しいのでこのフィールドを使ったコーエー製進撃の巨人くらいの会話パートがあれば・・・。
面倒かもしれないけどP5Rのように日常パートでも楽しませる仕掛けはオメガフォースなら把握してるはず。
タイマンのボス戦も殴るor避けるくらいの攻防しかなく無双といえば無双だけどもう一工夫欲しかった。

そしてゲームオリジナルシナリオのワノ国編。
カイドウを倒すためにバルトロメオやキャベンディッシュまでワノ国へ・・・原作改悪といわれそうですが私はワノ国編のシナリオが一番面白かった。
内容をしっている追体験のシナリオとオリジナルシナリオの比較はするべきものではないですが。
劇場版のノリでこのゲームを盛り上げ締めくくるためのハッピーエンドとして上出来でした。

トレジャーログはプレイアブルキャラを自由に選んで色々なシチュエーションを会見するモード。
ルフィ側と対峙したり、黄猿を行動をともにしたり、とゲームオリジナルなシチュエーションが。
アクションパート中には原作ではみれないキャラ同士の絡みも多数。
シナリオとよべるシナリオはないけどキャラクターを強化するメダルを集めるためにプレイするようなモード。
ドラマティックログは難易度高めでプレイしても見返りがそれほど無いのですがトレジャーログは難易度固定で高難度ステージはクリアーの見返りも大きくやりがいあり。
コイン集めが苦にはならない程度の絡みも用意されているので飽きることなく楽しめました。

成長システムはキャラ全員に影響するスフィアボード(違う)とキャラ別のスフィアボードが。
キャラ全員に影響するボードはプレイしないキャラも成長させられる救済措置みたいなものですがキャラ別のボードをしっかり成長させないとトレジャーログではかなり苦戦。
他キャラで稼いだお金やメダルは他キャラのボードでも使える親切設計。

ワンピ無双はキャラのクセが強くて使いにくいキャラが多少いましたがダッシュ、空中アクションのおかげで全体的に使いやすくなっています。
空中アクションが雑、通常アクションすら使いにくいキャラはそれなりにいますがそこはそのキャラクター愛でなんとか・・・。
レイジュは浮くと操作しにくいしローはROOMのせいで見難いけど愛さえあれば問題無し。

キュロス、レベッカ、錦えもんがプレイアブルではないのは納得できない。
DLCかもしれないけど。
衣装も少なめ。麦わらの一味以外も劇場版などで様々な衣替えをしてきたのに。
DLCかもしれないけど。

FE風花雪月、P5R（アトラス）、仁王2、ワンピ無双4（バンダイナムコ）と立て続けに異なるジャンルで良作を開発してきたコーエーテクモの底力には驚くばかり。
現在発売予定タイトルは寂しめですがPS5、XSXに向けての充電期間中なのかな。
忘れてはいけないガストの新作発表もそろそろ？
フェアリーテイルは発売延期で熱が冷めた上に6/25はさらに新作タイトルが増えそうだしどうしよう。

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