PS4【ペルソナ5 スクランブル】ストーリークリア、刈り取るもの討伐後感想 ※ネタばれ有り

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ペルソナ5の無双アクション版&P5の続きの物語の1つを気楽に遊べるアクションゲームだとおおらかな気持ちで発売を楽しみにしてきましたが
公式が「P5の続編」と言い出したから大変。
完成度、ストーリーや細部にいたるまでP5並、それ以上のゲームが発売されるとして期待値が大きく上げられることに。

アクション部分
無双系とは大きく違い探索→エンカウント→戦闘→リザルトが1セットのシンボルエンカウント式RPG風。
探索→エンカウントの部分が重要で不意打ちでのエンカウントに成功するとしないとでは戦闘にかかる時間も難度も大幅に変わります。
不意打ち成功から総攻撃への流れが成功した時はかなり気持ちがいい。
終盤までのほとんどの敵に不意打ちできるポイントが用意されているのでほとんどの戦闘が気持ちよく苦にならない、
不意打ちに失敗すると一転して大ピンチの状態に。終盤ではコロリと死んでしまう時も。
この差がエンカウントに緊張感とゲーム性を味わえるいいバランス。

フィールドにあるオブジェクトを有効につかうとさらに戦闘は楽に。
見えにくい位置に表示されることもある総攻撃ボタンとオブジェクトを使うボタンが同じなのでたまに誤爆が。誤爆して不利になることはすくないのでさほど気にしていませんでしたが。
敵の弱点に合わせた攻撃もやりやすくARPGとコマンド選択式RPGの融合に不便を感じることも違和感も無し。
主人公の所持ペルソナ次第で大体の属性攻撃ができ、控えメンバーは入る経験値が少ないので固定メンバーで進んだほうが楽。
サポート面で弱い杏と竜司と祐介は最後の最後まで使わなかった・・・最後の最後で困ったけど(笑)
操作していないパーティーメンバーは足手まといにもならず適度に戦ってくれますがなかなかHP回復をしてくれないのでそこはプレイヤーによる管理が必要。
刈り取るものの攻撃も避けてくれるのにHP回復だけはなかなかしてくれない(笑)

P5の戦闘をアクションRPGに落とし込んだ戦闘は素晴らしい出来。
敵に効果的な魔法を使う、避けれる攻撃は避ける、利用できるものは利用する等、用意された戦略を使いこなすほど楽に面白くなるバトル。
カメラが引き気味なのでキャラごとの操作感の差別化はいまいちで状況が見辛くなることもありますが追撃と総攻撃を見逃さなければなんとかなる難易度。
これは無双じゃない、と無双系を期待した人はそう感じるかもしれないちょっと複雑な戦闘ですが
これはP5じゃない、という人は少ないのでは。

ストーリー
P5の続編・・・たしかに物語はP5の後の物語。
P5Rはなんだったの?と思うようなことも多少あり。
ゲームで続編というと前作並か前作を超えるものを期待(前作を超えるゲームはなかなかありませんが)してしまいます。
続編というには物足りないけどP5後のお話としては十分に楽しめました。

新キャラのソフィアの可愛らしさや善吉のダサかっこよさと魅力はたっぷり。
怪盗団メンバーの個々のストーリー、悪役らの悪役としての魅力、ペルソナらしい終盤の展開、がどれも薄め。
一生警察など世界中から目をつけられる怪盗団メンバーの境遇はP5後とさほど変わらず。
日本各地を旅する様が怪盗団にとって楽しくいい思い出になるであろう旅行であったのは救い。

P5ファンに「余計な続編」といわれないよう気を使い過ぎたのか。
P5で怪盗団を陰から支えてくれたサブキャラクターらがほとんど登場しなかったのも寂しい。
もしP5での敵、中ボスらがP5Sで仲間、手助けで登場したらゲーム的には盛り上がるけどファン的には「余計なことすんな」、なのかも。
でも意外な展開、という展開がなかったのは盛り上がりに欠けました。
ソフィアと善吉周りのシナリオはしんみり、ニヤニヤ、ほっこりできる今作にとって重要な存在で余計では無い良い新キャラクターでした。

全国の主要都市も特徴的に作られていてちょっとしたロードムービーに。
シナリオ上、一度行った場所に後戻りは出来ないのですがそれも旅行感を効果的に強める形に。
もしジェイル入り口だけでなく出口も日本各地に繋がっているからどこでもドアのように使える、設定があったら旅行感は皆無だったかも。

各所でのロードは短め(PS4Pro)でフィールドでの探索から戦闘などのゲーム自体のテンポも良好。
2回からはほとんどのムービー、会話パートは一括スキップも可能に。
刈り取るものを倒した後からできる周回は最初から善吉も使えるように。
初回はスキップできない仕様は私好み。制作者が「飛ばさないで見て」という作ったカットシーンに対する自信が表れているようで。


P5をプレイした人ならこれもプレイ必須、とまでは言い切れませんがP5を楽しめ、P5の広がりをさらに楽しみたい、それらの期待には期待以上に応えてくれた満足できる内容でした。
今後ペルソナの派生タイトルが出る時に善吉は大人キャラの立場として、ソフィアは各作品を繋ぐ案内役として登場することになるかも。
その時にブラッドボーンみたいな変装をしたおっさん善吉、
ちんちくりんなボンバーマンみたいなソフィアは何者なのかと興味が沸いたのならその時にでもP5Sのプレイしていただければ。


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