PS4『イースIX モンストルム・ノクス』クリアー後感想 アクションの楽しさが乗算で増していくドアクションRPG ※ネタバレ控えめ

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今までは記憶を失おうと、役人にこき使われようと、無人島に取り残されようとどこかアカ抜けていた所のあったシリーズですが今回はとある大きな謎(MGSVを連想)がその謎が解ける終盤までアドルに影を落としシリアス度が増しています。
ただし、そこはファルコム。老若男女の”イイ”キャラを揃えシリアスなストーリーに華を咲かせます。


徐々に仲間が増えて徐々に使えるスキルが増えて・・・という点は他のゲームと同じ。
ただし今作は仲間は最初から全員揃っています。ある意味。
使えるようになるスキルも探索に便利なスキル「滑空」「壁登り」が序盤に覚えます。
序盤から仲間と共闘もでき序盤から街中を自由自在に探索できます。
鬱憤が溜まる猶予を与えないファルコムらしいユーザーへのサービス精神。

アクションはもう”爽快”の一言。
使うボタンは多いのですがフラッシュムーブ、フラッシュガードと上手く使うと短時間無敵になるテクニックが2つありどちらも使いやすい。
フラッシュガードはスキルを使うときに同時押しで頻繁に使うボタンなのですがとてもいい意味で”誤爆”してフラッシュガードが発動したりします。
発動して全く損の無い技なので偶発的にフラッシュガードが出た時は結構嬉しい、その嬉しいが何度も味わえます。
フラッシュムーブも判定は甘め。スキル攻撃をつかうゲージも溜まりやすく敵の攻撃をかわして攻撃、
をするためにまず「かわす」でフラッシュムーブが発動、
スキル攻撃を出そうと思ってフラッシュムーブが発動、
そしてスキル攻撃がヒット、と想定していたことやしていなかったことが幾重にも重なり爽快感は倍々ゲームに。


キャラクターが加入するごとに壁登り、滑空、見えないナニカを見つける、壁を壊す、といった異能アクションが増えるのですがこのアクションをキャラを切り替えることなく全員が使えるようになっているのも便利。
ギミックのたびにキャラを入れ替えはワンボタンであっても相当ストレスになっていたでしょう。
猛牛が強すぎかも。攻撃が強い、広い、そんなに遅くない、頭が緩い(スキルの名前が覚えられなくて「なんとかスライド!」とごまかす)と他キャラより使い勝手が2歩くらいリード。攻撃属性が打に強い敵もそんなにいなかったような。

街は結構な広さです。ダッシュ、滑空、壁登りと縦横無尽に探索できます。壁登りができない場所も別の地点から行き方を考えさせられたりとよくできた構造に。
ファストトラベルや建物の中にはいるときのロードは若干あり。
マップとミニマップが非常にわかりやすく目的地の位置の上下までハッキリ表示。
ダンジョンもかなり広大。しかし一本道でもなく迷いやすくも無くいい塩梅で構成されているダンジョンばかりでした。
これほどのバランスのいい構造を作り上げられたのはファルコムが今まで培ってきたダンジョンの構築の匠の技の賜物なのでしょう。


こんなに攻略していて楽しいラストダンジョンは今までに無かった。
広大で複雑な構造の街やフィールド、ダンジョンですが壁上りや滑空がハマって行けない場所にいってしまったり嵌ってしまったりすることは1回しかありませんでした。1回でもあったらダメなのですが(笑)
オートセーブが頻繁に行われるので少し巻きもどすことでに脱出でき被害は少なめでした。

探索は高低差を活かしたギミックは多めでもボス戦であまり活かされなかったのが残念。


グラフィックとモーションは・・・いつものファルコム。
それらが劣っているとゲームの面白さまで大幅減に感じる人には今作のグラフィックのイマイチさがアクションの楽しさを打ち消してやる気をなくしてしまうかも。
実際にそこまでの人がいるのなら実にもったいない思考。
PS4Proでもちょっと処理落ちする場面があります。街中やダンジョン探索の場面で。
敵がわんさか押し寄せるグリムワルドの夜では処理落ちしないのに。
ファルコムがグラフィックなど見た目の向上に重点を置くと今のようなペースでタイトル発売することができなくなりグラフィクの変わりに動作を犠牲に、その逆の問題も起こりそう。
かといってファルコムにグラフィックの向上をあきらめているわけではありません。
エフェクトや衣装は派手で美しくグラフィック全てに見劣りしているわけでもないのですがやっぱりもうちょっと頑張ってほしい。

ストーリー上ではネタばれになってしまいますがこれほど気持ちのいい異能アクションも続編では使えなくなりそう。
そこはファルコム。次回作はさらに新しいアクションで楽しませてくれるでしょう。

オマケ

これ・・・イース1の塔だ。

 


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