『バチバチ』『鮫島、最後の十五日』佐藤タカヒロさん死去

スポンサードリンク

連載開始時は週刊チャンピオンにありがちなヤンキー漫画だとおもいそれほど注目はしていませんでした。
主人公が空流部屋に入門し本格的な相撲漫画になり主人公と個性的な力士達が描かれるようになり
主人公と空流部屋と部屋の力士達の成長、そして彼らをよく思わないいわゆるヒール達の対立と少年漫画の王道が展開され俄然面白くなっていきました。
連載開始序盤から現在まで次号が楽しみで仕方がない漫画でした。それがあと2号で完結することもなく終わってしまうとは・・・。

ネタバレは避けますが主要メンバーの怪我や急死、引退など主人公や空流部屋にとっていい出来事はあまりありません。
それでも貧乏だった空流部屋の力士の番付が上がり部屋にも力士が集まるようになり主人公に後輩ができるようになる、とその緩急の差に心を掴まれ続けられ少しづつサクセスストーリーのエンディングに進むであろう展開に。
現実の相撲界が不祥事で何度も岐路にたたされた頃も漫画では惑わされることなく王道を進み
作者のコメントとして力士を叱咤激励しつづける方でした。
バチバーストが連載終了する頃には対立していた力士や部屋とも打ち解け最終回としては申し分ないものでしたが主人公がまだ番付が低いままの終了でしたので寂しい気持ちも。
その後「鮫島、最後の十五日」連載開始の一報。嬉しい反面そのタイトルには驚きと寂しさが。
作者が亡くなられた今ではその最後の十五日、が
力士でいられる最後の十五日
鮫島、という四股名の最後の十五日
鮫島の人生の最後の十五日
なのかはわからないまま完結になりそうです。

本当に本当に残念でなりません。
心からご冥福をお祈りいたします。


スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。