PS5【ペルソナ3 リロード】クリアー後感想 ※ネタバレ控えめ 古さを感じさせない古き良きペルソナ最新作

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様々な点が現代のゲームに見劣りしないように、それどころか勝っている箇所もあるウルトラフルリメイク作。
そこら辺のリメイク作とは比べ物にならないほど現世代に通用する遊びやすさに。

ゲーム進行はペルソナ4やペルソナ5と同様学園生活を送りながら過ぎていく1日1日を日常生活からバトルまで体験。
といってもペルソナ3や以前の作品あってのこのシステム。
新鮮味に欠けるのはリメイク作品の仕方のないところ。

バトル
ペルソナの戦闘は敵の弱点をついて攻撃回数を増やし、弱点を突き続けることで可能な総攻撃、といった流れ。
その流れが上手くいくと爽快感ある戦闘が楽しめるのですが本作はより弱点を突く攻撃がやりやすくなりました。
連続攻撃チャンスだけどこのキャラでは弱点突けないな~といったときに他のメンバーに交代できるシフトは敵の弱点を突くペルソナの戦闘の良さを何倍も戦略的にしています。
いわゆる超必殺技のテウルギアも追加。
使うにはゲージをためる必要があるのですが溜まり安さがキャラによって差がありその特徴を理解していると簡単にゲージは満タンになります。
ほとんどの強敵がテウルギアで何とかなってしまうのは少々大味ですがゲージを溜める戦略も楽しかったり。
シナリオ上の中ボスの数は少なめに感じましたがシナリオを大きく弄っていないのでやむなしか。
連続攻撃したとき個々のダメージは表示されるけど総ダメージも表示してほしかった。
シンプルさは感じますがこれぞペルソナのバトル!と大満足できるリメイクっぷりです。

ダンジョン
これもP4やP5と同様の造り。
おそらく階層数もリメイクに際して増減してないのでかなり長めに感じます。
ただし宝箱、素材あつめに敵とのエンカウントの仕方による優位性システム、そして経験値などを多く貰える強敵やレア敵の配置で探索を飽きさせない工夫は随所に。
シナリオが進まないと上の階層は開放されないので一定まで進めば「ダンジョンから出ようか」と踏ん切りはつくのですがそこまではやっぱり長め。
1回ダンジョンに入ると1日がたってしまうので1度の探索でいけるところまで進めないと・・・といった窮屈さも感じます。

ただその考えは否!なんです。
ペルソナシリーズは日数制限があるとはいえそこまで窮屈にシビアに進めなければクリアできないバランスではありません。
わかってはいるんだけど他キャラとの交流や、主人公のパラメータ上げなどやらなければいけないことが多数。
切り詰めて切り詰めてプレイしなければいけない、強迫観念から開放されるか否かでペルソナシリーズの捉えかたは大きく変わるのでは。
私は終盤間近まで切詰めたプレイをしていましたが終盤やることがなくて何にもしないで寝て過ごす日もかなりありました。

階段を見つけていればそのエリアのどこからでも階段が使えたり歩く必要のないエリアはすぐに次のエリアにいけるようになっていたりと
無駄な探索をしなくてもいいシステムも数々で長めなダンジョン攻略もストレスは低めです。

ペルソナ
全てが3Dで美麗にモデリング。
リメイクでペルソナ数は増減してるのかな?
シャッフルタイムで頻繁にでるので集めやすいのですが厳選はしにくい。

キャラクター
これも大きな変更はないかと。
寮の中やちょっとしたサブイベントの追加でペルソナ3キャラの深堀はよりキャラに情が沸きます。
ただ、これは時間経過がなくてもよかったのでは。
ともに戦うメンバー、出会うコミュ関連キャラは・・・私がペルソナ3~5のなかではペルソナ4が好きなだけかもしれませんがリメイクされても全体的なキャラの魅力はペルソナ4を超えられなかった、かな~と。
もちろん先に作られたのはペルソナ3。
ペルソナ4を開発する際にペルソナ3を超えようとしたのは当然でしょう。
特にコミュのあるキャラ。
そうやって作られた作品のキャラの深みと礎となったキャラの深みと比較するのはナンセンスかな。
それが上手くハマったのがペルソナ4でしょうし。

シナリオ
これも大きな変更はないかな?
本作には分岐やちょっとした別ルートがあるのですがそのヒントがほとんど無し。
○○生存ルートとかすっかり忘れてたから・・・○○いなくなっちゃった(泣)
キャラの等身が上がった事や磨き上げられたグラフィックによりスンナリとシナリオが受け入れられるように。
シナリオは既にわかっていたのにラストバトルは涙が出るほど。
ただ、現世代ゲームと比較すると少々月並みな展開ではあり。
本作がP3初体験でP4、P5をプレイした後では「これで終わり?」と感じられるかも。
それでもグラフィック向上の恩恵かシナリオが古臭いとは感じませんでした。
古き良きペルソナといえるが本作なのでしょう。

BGM
ベイベベイベ。
アレンジや新曲?はちょっと大人しめに感じました。
ED曲はシナリオにぴったりでここでも涙。
音楽もペルソナ4のほうが好きなので購入特典ペルソナ4戦闘曲は嬉し過ぎた。
・・・中盤くらいから戦闘曲は4を含めたランダムにしてました。

システム
パーティに入っていないメンバーはほとんどレベルアップしません。
それを補うためにとんでもなくレベルアップをしてくれるシステムがあるのですが滅多に使えず。
主人公以外のキャラは装備とレベルアップくらいが育成要素ですが装備はかなりお金がかかりパーティは固定メンバーになりがち。
友好値を上げることでも使える技が増えたりしますが使い物になるの終盤くらい。
ダンジョン探索中は会話が至るところで発生するのですが当然喋るのはパーティメンバーのみ、パーティメンバー入れ替えながらいろんな会話を聞きたかったけど2周目以降のお楽しみかな。

オートセーブとは銘打っていませんが巻き戻し機能があり。
選択肢を間違えたとき、ペルソナ合体で事故が起きたなどに便利。


素晴らしい、素晴らしすぎるリメイクが施されてはいるのですが根本的に大きな追加要素や変更点がないので驚嘆させられた箇所は少なめ。
オリジナルは約20年前のタイトルなこともあってかシナリオやバトル、ダンジョンは少々シンプルに感じることも。
逆に考えるとオリジナルに余計なことをせず、遊びやすさ・楽しさ・戦略性・グラフィックを大向上させたリメイクのやりかたとして大正解の1つでもある作品です。


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