Switch【アナザーコード リコレクション 2つの記憶/記憶の扉】クリアー後感想 ※ネタバレ控えめ アオハルだよ。

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DSで発売された「2つの記憶」、Wiiで発売された「記憶の扉」をリメイクしセットにしたのが本作。
その2作品をゲームシステムやグラフィックを同系統にリメイク。
2作品とも「記憶」をキーワードに進行しますが「青春」時代に味わう「親子の絆」も内包しているような。
2作続けてプレイするとよりその感が強まります。
かといって絆だの愛だのを色濃く出しているゲームではないのでご心配なく。

シナリオ
2本のゲームそのものを1本に纏めているわけではなくまずは「2つの記憶」からプレイできクリア後に「記憶の扉」がプレイ可能に。
「2つの記憶」では主人公アシュレイはまだ13歳。
謎の館でディーという謎の人物?と出会い父親探し。
「記憶の扉」アシュレイは16歳に。
とある観光地で様々な人と出会いながらその土地の謎、母親の過去に迫る。
「2つの記憶」は暗めの雰囲気が続きアシュレイもその空気に呑まれたまま終わります。
しかし「記憶の扉」では表情や感情が豊かになり親しみやすいキャラクターに。
物語の中でも成長をみせ物語を牽引します。


オリジナルは主に物語を楽しませるというよりもDSのタッチ機能やWiiのリモコンを活用することが制作の主軸だったのか物語は淡々と進みます。
意外な展開、といったものは無くはないですが想定内程度のもの。

超科学な技術やスピリチュアルな要素が物語の要になるのですがきちんと考証されているわけではなく強引かつ説明不足な点があります。
大きな分岐はないようでパッケージに書いてあるように小説を読むような手触りで進行。
肝心の?謎解きやパズルパートは削られたのかドラマパートに比べて少なめで物足りなく感じました。
さすがにラスト付近の展開にはグッと来るものはありましたがそのラスト付近の謎解き(パズル)がほとんどQTE紛いなのはどうなの、と。

グラフィック
本作を始める前にひさびさに「Wii版記憶の扉」のゲーム画面をみたのですが・・・(汗)
当時のハード性能やトゥーンレンダリング技術では仕方がないのでしょうが。
本作ではスッキリした描写になりキャラクターへの親しみやすさはアップ。
背景やキャラクターは現在のゲームと比較するとかなり質素。
フォトリアルやアニメチックともほど遠いのですが粗末というわけではなくシナリオに見合った雰囲気を醸し出しています。
でもディーのこの下半身がギャグ漫画にしかみえない造形↓はなんとかならなかった!?

ゲームシステム
3Dで構築されたフィールドや建物内を自由に動いて探索。
それぞれが広くはなく、エリア間のロードは長めと少々残念な作り。
しかもカメラが妙に近く足元にあるモノを見失いがちに。
そして走るスピードがそんなに早くない。
いいとこ無しのようでストレスをそんなに感じないのはゲーム全体がゆったりしているからなのかなぁ。
仰々しくないBGMがマッチしています。
ストレスに感じるのはそんな作りなのに調べられるモノが妙に多くそのほとんどがクリアには無関係なものばかりなこと。
そんなわけで普通にクリアしようとしたら難易度やかかる時間はかなり歯応えが。
本作のリメイクの特徴としてヒント機能があるのですがこれが凄まじいくらい手厚い。
ヒントというより答えを、金庫の番号など番号そのものを教えてくれます。
どこにいけばいいか、どこを調べれかいいかも画面上にクッキリと表示してくれます。
もちろんそのガイドやヒント機能はオプションでオフにできるのですがデフォルトのノーヒントと回答を教えてくれる中間くらいの導きがあればよかったのに。

推理モノというには推理すべき箇所が少なめ。
DSやWiiでは要だったゲーム機独自の機能を使ったギミックも控えめ。
ジョイコンをWiiリモコン風に使うような謎解きがあってもよかったように感じるけどそれはそれで「面倒」になってしまうのかな。
SwitchLiteでは遊べなくなるし。

「記憶の章」からアシュレイの魅力が増し物語以上にひき込まれました。
会話の吹き出しに表示される顔アイコンが異様に可愛い(笑)
本作のタイトルロゴを流行りの右上がり手書き風フォント(青春フォント?)に決めた人は本作をよくわかっていらっしゃる!(当たりまえか)


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