ニュータイプ最新号からスタートしたクリエーター対談企画が面白い。宮崎駿さんとの秘話、アナログとデジタルの共存の苦悩、アニメーターの現状など

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アニメ制作第一線で働く人々が今起こっていることを話す対談企画
「CreatorsDialoque」
第一回が[アニメーター]
テーマは「アニメーターはどう生きるか」

本田雄 ガイナックスでナディア、エヴァを手がけその後今敏監督作品などでキャラクターデザインや作画監督を担当
亀田祥倫 モブサイコ100やドラえもん、ダンダダンにも宇宙・妖怪デザインで参加

亀田「どう生きるか、ねぇ・・・アニメーターって今めちゃくちゃいるんですよ
「学生のうちからツイッターで絵を上げている人にこぞって現場が声をかけ始めていて新人?アニメーターの数が増えている」

「技術的に全く駄目な人もいれば自己流だけど妙にうまい人もいる」
「意外とすぐ人はつかまるようになったけど賭けみたいなところがある」

本田「宮崎駿さんは一度上手いと認めたら原画は割と通してくれる」
「君たちはどういきるか、のときに宮崎さんに『えぇ!?そんなことまでするんですか!さすがジブリ~!』といったのはホント?」
亀田「・・・はい(笑)」
本田「その後宮崎さんが『おまえ、何をしに来たんだ!』といったらしいじゃない」
亀田「そんなことあったかなぁ。怒られたことはないけど『お願いしますね』とヒジでドつかれたことは何度か(笑)」
本田「宮崎さんが『なんなんだあいつは!』って」
亀田「記憶に残ってよかった(笑)」
本田「冗談抜きでそう。めちゃめちゃ気に入られてる」

亀田「眞人とキリコのカットでキリコを大きく描きすぎて宮崎さんに『グレートマジンガーじゃないんだから』ってその例えが面白すぎて!」
「作画チェックをしているときに例えでゴッドマーズを出すんです。宮崎さん意外とアニメみてる!って思った」
本田「ちょっとみただけで記憶してるんだとおもう」
亀田「記憶力すごくいいって聞きますね」

本田「キミは宮崎さんといっしょに写真もとったんでしょ?手でハートマークを作って」
亀田「撮らせてもらいました!スタジオから撤収するために荷物をとりにいった時。その日ものすごく上機嫌だった」
「宮崎さんをずっと担当している人に『いまめちゃくちゃ機嫌いいんでいけるかも!』とおしえてくれて」
「でも名前は覚えてもらえませんでした」

亀田「ほぼ作業はデジタルだけど急ぎの時はアナログ。紙のほうが楽」
「みんな同時にデジタル化してないからソフトやファイル管理が各社でバラバラ。おなじ会社でも作品が違うとルールも違うとか」

本田「作品のトップ、監督とメインスタッフが紙でやりたいかデジタルでやりたいかで作品の環境はかわる。トップが紙でやる環境だとどこかでデジタルの作業でめんどくさい工程が発生してしまう」
「現場のトップがデジタルになったらこれは簡単になくせるがトップの効率が紙じゃないと下がってしまうなら全体として効率化できていないのと同じ」

全5ページのロング対談の一部を抜粋しただけでまだまだ面白い話が掲載されています。
推しの子、モブサイコ、エヴァ、こち亀、他著名アニメーターの秘話やアナログとデジタルの共存する苦悩等々。
2回目も楽しみ。


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ニュータイプ最新号からスタートしたクリエーター対談企画が面白い。宮崎駿さんとの秘話、アナログとデジタルの共存の苦悩、アニメーターの現状など」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞で『君たちはどう生きるか』長編キャラアニメ賞を受賞。作画監督「宮崎駿さんの中で人生の予定が狂った。次の作品に取掛かってほしい」 | ゲ

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