PS5【英雄伝説 黎の軌跡2】クリアー後感想 ※ネタばれ少々 今の時代に丁度いいシリーズ続編タイトルのお手本のひとつ

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ストーリー
できるだけネタばれしないように書いていますが感想を書くうえで隠しようもない部分があるのでネタばれがイヤならこの●色の部分は飛ばしてください。

ボイスは要所要所はきちんと収録されていますがフルボイスではありません。
メインストーリーでは体感でボイスあり:なしが5:1くらいだったので不満なし。
本作のストーリー進行は発売前から枝分かれしている選択式、そのどちらを選んでも同じ所にたどり着くことは明かされていましたが
それだけではなく本作のストーリー進行中に■■■■■■します。
これだけの重要な要素をよく発売まで隠してきたなぁと関心(私が見逃していた可能性もアリ)
■■■■■■をプレイヤーが自由に操れるわけではなく強制的に進行していくので難解な部分はありません。

新キャラ、というより新たな敵キャラは新作ゲームとしてはかなり少なめ。
何故なら各所で立ちふさがる中ボスの多くはかつて登場した●●らだから。

超ネガティブな視点で見ると■■■■■■や”かつて登場した●●ら”は制作期間や開発費を抑えるための使い回しかもしれませんがストーリー上必要な再利用なのでプレイ中は手抜きと感じることは全くありませんでした、
プレイ時間を延ばすための転用でもなくシリーズものに長けている日本ファルコムらしい省エネな造り。

序盤から大きめの事件が起こり中小な出来事を解決しながら終盤に向けて大きな事件の謎が明かされていきます。
盛り上がるのは終盤だけということもなく緩やかですが終盤に向けて盛り上がりを上げていきます。
イベントやカットシーンは多めですが長くもなく無駄のない魅せ方。
都合よく■■■■■■が起きるのは少々興ざめしましたが最後にその意味を知るとそれも吹き飛びます、
謎の人物や裏で暗躍する人物の種明かしには「後付けでは」と感じましたがそれは私が過去作を隅々までプレイしていない、もしくは忘れているだけの可能性大。
一応本作は本作で解決しますがシリーズおなじみの”勝っても逃げられて決着は後の作品に持越し”のファルコム癖は本作でも健在。
黎1はボス級キャラらをキッチリ倒せるお話でスッキリしたので残念。
あと前作のメインキャラでもあった某1人の扱いが笑えるくらい●い。
クリア後、エンドロールのイラストを見た時の衝撃が本作一番のサプライズだったかも(笑)
軌跡シリーズ全体の物語を100とすると近藤社長インタビューから考えるに現在は60くらいに進んだ辺りでしょうか。
本作はその60から62くらいに進んだかな?とシリーズ全体に影響があったようにはそれほど感じない物語りでした。
シリーズが終わったとき、次回作が出た時に黎2の物語が重要になってくる可能性はありますが
余談ですがロザリー主任↓は良いお馬鹿キャラ。今後も出演してほしい

戦闘
アクション要素の強いフィールドバトルとコマンド選択式のコマンドバトルを切り替えるバトルシステムはさらに遊びやすく面白くなりました。
フィールドバトルで敵をスタンさせコマンドバトルでEXチェインで一掃、と流れるように雑魚の殲滅ができます。
早送り機能がありスキップ機能も充実、戦闘システムから生じるストレスが極めて少なめ。

敵味方の配置を考えながらの連携は特に頭を使うほどではないのでは戦略的な戦闘してる感が楽しい。
Sクラフトを即座に連発できなくなったのは好判断。
戦闘の大味だった箇所の1つが干減りました。


今作も10名近い仲間を選んでパーティに組み入れることができます。(例外アリ)
お金や素材の都合で(このキャラ育てても途中で離脱するんじゃね?)と悩みますが本作をそこを心配する必要は”そんなに”無し(理由はネタばれになるので割愛)
クォーツのセットで回復キャラでないキャラもヒーラーにすることができるので好きなキャラを選んで育てていけば問題ないかと。

フィールド
オープンフィールドのような広大なマップはありませんでしたが一本道というわけではなく枝分かれしたフィールドを駆け回るJRPGらしいフィールド。
モノを壊してアイテムを集めたり(戦闘に必要なゲージも溜まる)宝箱を探したりサーチ機能を使って隠しアイテムを探したりとやれることが多く探索に飽きることはありません。
フィールド、というか道がそんなに広くないのでアイテム拾いもそれほど面倒に感じません。
オープンフィールド全てを否定はしませんが広大なフィールドを造ってその端々にアイテムを置いてプレイヤーをあちこちにフラフラ移動させるRPGよりかは遥かにゲーム進行や探索が快適。



・ハッキング
電脳世界風のちょっとした迷路を敵をかわしながら進むパート。
操作性、カメラが酷く数少ないストレスが溜まる要素。
ゲーム全体のなかでは極一部の要素なのが救い。
・メルヒェンガルテン
仮想空間に広がるフロアをクリア条件をクリアしながら進むやりこみ要素。
クリア条件は難易度が低く敵を無視して走り抜けることもでき(敵を倒すことが条件のフロアもあり)早送り機能とフィールドバトルの快適さで気軽にプレイできます。
キャラクターの強化やセピス集めも繋がりますがおまけ要素でもあるキャラクター見た目の変更アイテムやBGMを集めることも可能。
何故かアイテム取得がガチャ。


・追跡パート
見つからないように要注意人物の後をつけていくパート。
隠れられる場所にいれば絶対に見つかってそうな場所でも見つからないのが荒っぽい造り。
・映画鑑賞
一般から募集した?イラスト作品が映画のワンシーンに。
重要な要素ではないけど細かく造られていて違和感(笑)
・PS5
ロードは全ての面で短めで快適。

コントローラー関係ではデュアルセンスを使った特別な振動といった要素はなし。
でも、これでいいんです。新振動や新トリガーは飽きるし故障の原因。
いち早くPS5のゲームもPS4デュアルショックで遊べるようにしてほしい。

ビジュアル
キャラクターは仕草などのモーションが増えカットシーンの見栄えがよくなったように感じます。
何故か低品質(失礼)のダンスシーンをたびたび挿入する日本ファルコムですが今回はそのダンスシーンも頑張っています。
そのためかダンスシーンも多め。

あいかわらずちょっとストーリーに絡んでくる台詞もあるモブの造りが雑。
慣れただけなのか女性キャラの奇乳がさほど気にならなくなりました。小さくなったわけではないかと。
戦闘パートでも敵味方ともに活き活きとしている描写が増えたような。
それでもまだまだ声優陣の熱演にキャラクターの表情、モーションが追いついていない箇所は節々に。
街並やフィールドも質感の向上は感じませんでしたが映り込みや光源処理の違和感は減りました、
街中の住民の生活観の描写もよくなっている気がします。
どれも”いままでの軌跡シリーズに比べれば”ということでゲームとして美麗と感じる場面は少なめ。というか、あったかな?

ハイスピード機能
ゲーム中ほぼ、どの場所でもワンボタンで切り替えられる早送り機能。
これが実によくできています。
早送り機能を実装しているゲームは少なくありませんが本作の早送りはワンボタン、早すぎて肝心な箇所を見逃してしまうことは少なめ。
フィールド上で早送りオフ→敵のシンボルに攻撃を続けスタン(ジャスト回避要素もあり)→コマンドバトルに切り替え早送りオン、といった流れがスムーズにできます。
全てを早送りなのではなくカットシーンは台詞を見逃してしまわぬ程度に早送りされプレイヤーのことを考えた造りに。
ただ情緒もなにもなくなってしまうのでカットシーンの早送りはできるだけしませんでした、
この機能のおかげでフィールドや街中を猛スピードで駆け回ることができます。
ファストトラベルも細かく設定されていてサブクエストのお使いが苦になりません。
軌跡シリーズのマザーシップタイトルはすべてプレイしてきましたが1週目クリアまでサブクエストクリアにも手を抜かなかった率は本作がNo1かも。
(過去作と比べるとサブクエスト自体が少なかったような)
ただし、前述したようにハイスピード機能はカットシーンだけでなくバトルや探索からもゲーム本来が持つ世界観というか空気感というか時間の流れというか・・・言葉にしにくいナニカを大きく失わせています。
テレビや映画を早送りで見る人への批判「作品への冒涜」とは違いゲームに実装されている機能でもあり嫌なら使うな、の一言なのですが。

前作から1年後の発売という驚異的な開発スピードですがそこにはシリーズもの制作に長けている日本ファルコムらしい技術が盛り込まれています。
短いスパンを実現させた上で不快感を覚えない過去作からの流用、
緩やかでも向上し続けているビジュアル面、
タラタラ進むゲームをじれったく感じる人向けに快適なハイスピード機能、
マザーシップタイトルのスパンが2年~5年、もっと間が開くタイトルも多いなか短いスパンで、しかも大ボリュームの新作が遊べるシリーズものは貴重。
それでいてRPGとしての面白さは増しているのだから文句なし。
は言いすぎか。
開発費高騰や開発期間の長期化に悩まされる一方の新作、続編タイトル制作ですがクオリティとスパンがファンのニーズに応えている丁度いいバランスで出来上がっているのではないでしょうか。

ちょっと間を空けてビジュアルや演出面で現代に見合うよう高めてほしいと感じることは多々あります。
ですが5年間を開けて様々な面がグレードアップした新作ではなく約1年ごとに緩やかにグレードアップしつづける新作を短いスパンで出してくれる形を私は日本ファルコムに望んでいますしこれからも続けてほしいと想っています。

来年は軌跡ではなくイース新作かな?
久々のイース新作、軌跡シリーズで培った技術がイースをどのように進化・向上させているのか楽しみです。

いま見ると↑↑の場面、趣があって美麗とは違う美しさがあるなぁ。


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PS5【英雄伝説 黎の軌跡2】クリアー後感想 ※ネタばれ少々 今の時代に丁度いいシリーズ続編タイトルのお手本のひとつ」への3件のフィードバック

  1. 匿名

    「今の時代に丁度いいシリーズ続編タイトルのお手本のひとつ」

    むしろ悪いお手本では…

    返信
  2. 匿名

    うーん、システム面はよくなったが、どう考えてもストーリーは微妙でしょ・・・
    キャラ造形、Sクラフトの1カットの絵減らし、町・ダンジョンの使いまわし、繰り替えしリープすることによる同じ町のままのストーリーかさ増し、明らかにコスパよくして、1章を無理くり1作に仕上げた感じ…。
    記憶改ざんされたから、なんでもありでも仕方ないね・・・的なストーリーは・・・いや、これだと、
    素人でもストーリーを自由につくれるし、それでいて、そこらへんを販促にCMなどでカットシーンとしてつかっているのがまたいやらしい・・。
    まあ、ファンなので次回作に期待ですけど、せめて、プレイヤーがついていけるストーリーを期待したいです。
    ラスボスのみだと寂しいから、無理くり破戎さんを中ボスに据えてるのもほんとどうかとおもった。

    返信

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