主人公は超能力者（というテイ）のこの人。
武器は銃と超能力。
最初はこれといったことはできませんがシナリオやミッションをクリアーしていくと徐々に開花。
そこらへんの物を浮かせて投げる、空を飛ぶ、空中ダッシュ、敵を洗脳して操る、など。
浮かせて投げるはインファマスそのまま。インファマスよりも投擲がやりやすく強いので心地いい。
ガンアクションは他TPSの基本の動作並の動きしかできず少し物足りない。
よくわからない所からスタート、よくわからない主人公を操作して、よくわからない敵を倒し、よくわからない人達と会話をして、よくわからない謎解きをして
よくわからないうちにクリアーしていました。
頭が○○な人を○○だった主人公が○○してめでたしめでたし、と大まかなストーリーは理解できましたが。
謎解きはとにかく意味不明。手当たり次第的な謎解きが多め。
謎解き自体は難しくないのですがなぜ今、謎解きに正解したのかわからないことだらけ。
もっともそういう不思議なことが起こる異世界での物語りなので深く考えると負け、なゲーム。
次に向かうべき場所は大まかな指定はありますがそこからどこにいけばいいのかわかりにくく何十分も迷子になることが何度も。
壁の案内板がヒントになっているのですがフィールドが立体的で迷う迷う。
光と影の表現、演出に全力を注ぎ込んだかのようなグラフィックはなかなか綺麗。
マシンパワーが足りなかったのか発揮できなかったのか終始ボンヤリ。
幻想的な世界観には合っているのかもしれませんがメリハリがなく気分的に終始ションボリ。
スクリーンショットではわかりませんが映画インターステラーのように壁や背景がグリグリ動きます。
眩暈がしそうなくらいの幻想的で不思議なよくわからないフィールド。
そのためか動作は安定していません。ときおりフレームレートがガクガクになります。
戦闘時はそれほどでもなかったのが救い・・・。
戦闘の難易度はかなり高め。
主人公は基礎体力は少なめで体力の自然回復がほとんど無し（サブミッションこなせばあるかもしれない）
体力回復は倒した敵が落す玉を集めることで回復。
よってアグレッシブに動き回りながら攻め続けるのが基本。銃弾は無限なのが救い。
強敵には物陰に隠れながらの削りも必要ですがグラフィックがボンヤリしているためか敵の攻撃が見辛く画面が真っ赤、逃げようにも玉を拾おうにも何も見えない、死亡、ということが多々あります。
ちょっと強めの攻撃を受けるとHPはカラッポ。そこに弱めの攻撃をくらい逝ってしまう主人公。2回攻撃されただけでゲームオーバーはざら。
リトライ場所は直前のワープポイントからなのですがこれが異様に遠いところからやり直しさせられる場面も。
そのうえリトライ時のロードが長い。
とはいえ昨今の難易度緩めのTPSでは味わえない緊迫感の有る本格アクションTPSです。アクション部分は。
理不尽な難易度ではないので難所をクリアーできたときの達成感も気持ちいい。
今作はマーベラスから発売。マーベラスの洋ゲーローカライズは今まで記憶にない。
どこからか聞こえてくるうめき声や会話音、壁の落書き等にも丁寧に字幕はつけてあるものの日本語音声があったほうがより雰囲気がでる世界観だったので日本語音声がないのは残念。
日本向けローカライズはどこが担当したんだろう。
英語字幕をただ機械的に日本語に訳し誤字や段落がひどいゲームもありますが今作はフォントはいまいちだけど日本語訳にそれほどおかしな所はありませんでした。（↓私が文字を書き足したのではなくこのように表示されます）
よくわからないことが多かったのは予習しなかったことや拾える文書を適当に流し読みしていたせいもあるかと。
AVG要素を楽しむつもりがアクションTPS部分でここまで苦しむ楽しめるとは思わなかった意外な一本でした。
