PS4『キルラキル ザ・ゲーム 畏布』ストーリーモードクリアー後感想 ※ネタばれあり

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対戦格闘というより対戦アクション。
1vs1のほか1vs多数(2~100)や1(+交代はできないが共闘してくれる味方数人)vs多数もあります。

アニメさながらのグラフィックは素晴らしいです。PS4リトルウィッチアカデミアでの実績(ゲーム自体に難点はありましたが何故いきなりあそこまでクオリティの高いアニメ再現グラフィックを創れたのか今でも不思議)にアークシステムワークスの協力もあってかモーションもいい出来です。
どれがイベントシーンでどれが戦闘パートか指摘しないとわからないかも。
ただ戦闘パートはいいのですがストーリーモードのイベントパートの作りこみはいまいち。
イベントはゲーム内CGで進行。アニメを使ったイベントシーンはほとんど無し。
CGとはいえアニメを見ているような感覚でイベントが進むのですがアクションパートがよく動くだけにイベントパートは地味にかんじました。

アニメの途中からIFに分岐するストーリーですがその結末はアニメから大筋がずれることも無く綺麗に無難に終わりました。
もっと破天荒でギャグ寄りでも良かったかな。
ゲーム後、アニメを1話から見ると皐月の違った一面がかんじられるようになるかも。



ストーリーモードにアニメ追体験は無いに等しいです。アニメの途中からIFストーリーに分岐する物語が描かれています。
そこまでのストーリーの説明がないので原作を見てない人は何もわからないでしょう。
ましてTRIGGERの作品、そのノリはゲームでも再現されているためこのハイテンションにはついていけないかも。
逆にいうとアニメ経験者、さらにキルラキルのファンならば序盤からテンション上がりまくりの盛り上がりまくり。
原作脚本担当の中島かずきさんが書き下ろしたストーリーなので受け入れやすさも倍増。

アクション部分は難易度が低め(設定であげることもできますが)で遠距離攻撃を出しているだけで勝てる時も。難易度が低いと起き上がりを待ちハメることもできます。
遠距離攻撃は威力が低めなので近づいて近接やブレイクで攻撃したほうが勝ちやすいし面白い。
その相手に近づく過程が楽しいのがこのゲームの売り。
CPUも離れていると遠距離攻撃をしかけてくるのでそれをダッシュでかわしながら近づき近接をブチ込む様はアニメのワンシーンを自らの操作で再現しているようで気持ちいいです。
近づく方法も通常移動(キャラにもよりますがこれで既に高速)、回避ダッシュ、ジャンプからの空中ダッシュなど選択肢が複数あるのも良い。
1vs多数のシーンはかなり大味。無双よりも大味かも。視点変更ができずターゲット指定が曖昧で近づいてくる敵をなぎ払うだけ。ただ爽快感はあり必殺技ゲージが溜まりやすいのでいろんなことが試せるパートではあります。
デフォルトで設定されている難易度が低すぎるのが残念。終盤くらいはデフォルトなら苦戦するくらいの歯ごたえは欲しかった。
対戦モードなどの全アンロックがストーリーモードクリア後なのでストーリーはチュートリアル的なものかも。
後に開放された対戦モードでCPUと対戦すると緊張感ある駆け引きもある攻防の遊びができているのにもったいない。
まぁ難易度が理不尽に劇的に上がるゲームよりは遥かにマシなのですが。
トロフィーの全バトル評価Sは結構時間かかりそう。

必殺技と血威表明を出すためのゲージは共通。相手のHPをとにかく減らすために必殺技に使うか、自分の強化やHP回復に&一撃必殺の超必殺技のために血威表明に使うか、は対戦中盤では方針転換は難しめ。
血威表明は失敗するとゲージを消費したうえにHPも削られるというリスクもあり一撃必殺の超必殺技のリターンを得るまでのハードルは高いです。
対戦で一本取られ相手との実力差に絶望した時に使うのには有効かも。
そのためか一本取ったとき相手のHPは減ったままです。

キルラキルといえばその露出度の高い衣装ですがその辺りに規制は無いようです。
イベントシーンでは人体(厳密に言うと違うけど)の部位欠損もあったりとアニメならいいのかな?
マコはマコらしさ爆発。もうちょっと暴れて欲しかったけど。
ストーリーをクリアーして各種対戦モードやビジュアルモードのほとんどがアンロックされます。
対戦前後の会話はキャラの組み合わせによって変化。
選べるキャラクターがDLC無しで8人、武器の違いを含めても10人は少なすぎる・・・。
ストーリーモードでは使えるのに対戦では使用できない衣装はDLCで使えるようになるのかな?

ギャラリーモードではゲーム内で使われるモデルを使ったジオラマ製作が可能。
視線やキャラの回転が自在に出来ないのは残念。

99%ファン向けの内容です。
ゲーム部分も上級者向けではなくあまりゲームをしない人でも気持ちよく遊べるように調整された難易度とゲームシステム。
迫力や爽快感も十二分に堪能できます。
ストーリーパートやキャラクター数のボリュームが少なめなのが残念。
収集ややりこみ要素はあるにはあるのですがそれも少なめ。
1作品単独でのアクションゲーム化なので仕方ないのかもしれませんがキルラキルという題材を選びこのクオリティでゲーム化してくれたことに感謝。

 


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