Switch【ファミコン探偵倶楽部 笑み男】クリアー後感想 ※ネタバレ控えめ 終わり良ければ・・・じゃあない

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シナリオ面に関する感想はネタバレにならないよう極力抑えていますがそれでも触れなければ行けない箇所もあるのご注意を

アドベンジャーゲームと言っても種類は様々ですが本作は純粋なテキストAVG。
テキストAVGといってもまたまた種類は様々ですがテキストを読み進めることがメインのノベル系ではなく
頻繁に搭乗するコマンド選択でゲームを進め、その選択でシナリオが変化することはない超オーソドックスなテキストAVG。


【シナリオ】
ミステリー・ホラー色の濃いこのシリーズですが本作はどうにもユーモラスなキャラクターや台詞が多い。
終盤までたいして怖くもなければ緊張感もなく(※後で撤回します)盛り上がる箇所も少なめ(これは撤回しません)

人と会ってコマンドを選んで会話、会話が進まなくなれば別のコマンドを選ぶ、
その繰り返し。
無駄な操作(コマンド選択)をすることも多いのですが昔ながらのAVGということでこの点に全く不満はありません。
逆転裁判のように画面上のアレコレを調べる、といった箇所が少なく会話や聞き込みを主にした捜査感です。

本編が終わると様相が変わってきます。

このゲームは本編と○○に別れているのですがその○○が大問題。
ゲーム性は変貌し何が起こったのか最初はかなり戸惑いました。
人によって賛否はあるのでしょうが○○の内容に対して私個人は3:7で否の割合が高め。
AVGも好きなジャンルの1つなので並のゲーマーとは比較にならないほどAVGを数多くプレイしてきた自負があります。
その数多くのAVG、他のゲームの中の奇抜なアイデアで受けた驚きに比べると○○は落胆に近い驚き。
本作でこの手法をやる必要ある?と感じました。

本作のシナリオをより効果的に魅せるには○○の手法は大いにアリ、だったことは理解できます。
実際ミステリー・ホラー色濃い目の○○には惹きつけられたので。
本編のコメディタッチなシーンの多さは○○とのギャップのためのものだったのかも。

【ただし!】
この○○によって昔ながらのコマンド選択AVGひさびさの新作にワクワクしていた期待は大きく裏切られました。
○○の手法をとったのはコマンド選択式AVGから逃げたのではないのかと。
制作は数々の名作AVGを手がけていたMAGES(5pb)。
MAGESならコマンド選択式AVGでも○○の手法をとらなくても盛り上げることができたのではないのかと。

【ビジュアルなど】
よく動くキャラクター達は今風の2DAVGの進化が感じられます。
会話が多いゲームなのですが2Dイラストの立ち絵が突っ立ったまま会話が進むのではなくその都度に視点やシチュエーションを変化させているので臨場感があります。
フルボイスで主人公の緒方恵美さん、相方?の皆口裕子さんのアニメアニメしていない演技もよかった。
悲鳴、泣き声、ため息などフルボイスによる恩恵はかなり大きいです。

長年AVGを手がけていたMAGES制作にしてはシナリオやAVGのシステムなどに薄っぺらさを多々感じました。
動きも表情もなかなかよく描かれているのですが
驚きの表情バーン!→顔の半分が会話ウィンドウで隠れている、とかしょっちゅう。
いつでも操作手帳が開けないのもたまにですが困りました。

クリアに必要なプレイ時間は短めでやりこみ要素は特に無し。
昨今のキャラクター死にまくり、どんでん返し起きまくり、意外な展開の連続、で魅せるAVGではありません。
全編クリアして真相がわかったときの後味の悪さなど、そこそこ心刺さってくるシナリオなのでプレイしておいてよかったです。
価格はそこそこなので気軽にお勧めはできませんがAVG初心者からベテランまで楽しむことはできる内容になっています。
長めの文章を読むのが苦痛でAVGを敬遠されている人でも気軽に遊べるよう設計されていてそういう点では本作もまごうことなく任天堂のゲームです。


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Switch【ファミコン探偵倶楽部 笑み男】クリアー後感想 ※ネタバレ控えめ 終わり良ければ・・・じゃあない」への3件のフィードバック

  1. 匿名

    >AVGも好きなジャンルの1つなので並のゲーマーとは比較にならないほどAVGを数多くプレイしてきた自負があります。

    でもお前シナリオ最底辺のファルコムゲームの信者だよね…

    返信
  2. 匿名

    バレ含まずに評価するとゼノギアスでしたというのが一番近い
    夏休みの作品提出にパズル半分だけ完成した奴に、完成品のコピー付けて提出した見たいと言うか

    返信

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