PS5【ボクデジ地球防衛軍2】クリアー後感想 ※ネタバレ控えめ EDFで感極まる日が来るとは・・・

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地球防衛軍シリーズは面白いのか?
戦略性が薄く殲滅メインのステージ構成に地球防衛軍(以下EDF)シリーズを面白いというとゲーマー失格の烙印を押される風潮もありますが頭をカラッポにしてカジュアルに楽しめる瞬間瞬間が続くのはやっぱり楽しいのです。
地球防衛軍シリーズは何故面白いのか?

ナンバリングやスピンオフの中にはファンの期待にそぐわない要素やシステムを盛り込み評価を下げるタイトルもありました。
しかし本作はそれらを徹底的に見直したのでしょう。
EDFシリーズの持つアクションゲームとしての面白さをこれでもかと感じられる内容になっています

デジボクシリーズということでナンバリングの良さでもあった虫などの敵の大群は健在ですが質感の気持ち悪さは皆無になり大群に対する恐怖心も薄めになっています。
逃げ惑う民間人の描写もなくナンバリングファンには「これはEDFではない」と思われても仕方のないところ。
プロデューサーによると「ナンバリングファンの心情に寄り添いつつ同軸上での比較対象ではない差別化されたものに、そしてなるべく多くのプレイヤーが楽しめる」ためのデジボクシリーズ。
ボクデジ前作ではまだ多少の遊びにくさやブラザーシステムに難がありましたが本作では改良された点も多くプロデューサーの理想に近づいています。

【ブラザー】
本作はナンバリングのように数ある兵装のなかから1つを選んで出撃をするのではなく数ある兵装やご当地キャラクターの中から4人を選んで出撃。
出撃すれば4人はワンボタンで切り替えができ煩わしかったリロードの時間もキャラを切り替えれば絶え間なく打ち続けることが可能。
移動アビリティが前作とは異なりキャラチェンジシステムと組み合わせて移動の楽しさにも繋がっているのですがそこは後述。
プレイアブルキャラクターは100人を越えていますが100人全てが異なるわけではなく種類を大雑把にいうとその約1/3くらい。
色違いだったり台詞が違うだけだったりのキャラもいますが装備アクセサリーの違いなどで個性付け。
一週目は遊びつくせないほどのキャラ数です。
攻略しやすい武器、兵装でメンバーを組んでいるとどうしてもメンバーが固定になりがちですが戦略性は薄いゲームなので(悪口ではない!)見た目良さそうなキャラは1度使ってみるのもいいでしょう。
練習ステージもあり間単にお試しプレイもできます。
私が好んで使っていたのはウイングダイバー4とフォレストブラザー。
フォレストブラザーはワイヤー移動がとにかく便利、ウイングダイバー4はとにかく戦闘中の会話が楽しいこと。
救助を待っている瀕死の仲間を見つけては「殺人事件や!・・・なんや生きとるやん」を繰り返すのが可愛い。
キャラそれぞれの会話が楽しくて溶岩に落ちた時の反応も多種多様。
一周目では遊びつくせません。
どちらも戦闘にそれほど向いているわけではないのですが一緒に組んでいると楽しいから一緒に出撃しているのかもしれない(笑)
戦力としては残り2人が頑張ればいいので。
キャラはどんな武器でも装備できるのではなくまずは1種類(1種類のなかに10個程度の武器は含まれていてそれは切り替え可能)のみ。
同じキャラを助けていくと使える武器種が増えていく仕組み。
これは少々面倒ですがそこまで戦略性の高い(悪口ではない)ゲームではないのでそこまで出撃する際武器を厳選する必要はないので同じキャラを助けられればラッキー程度に考えながらのプレイで大丈夫かと。
クリアしたステージはそこにどのキャラが助けを待っているか表示されます。

【アクション】
・移動
移動手段がブラザーによって多彩、非常に便利で高速な手段もあり移動がストレスになるどころか楽しさに変貌。
ジャンプ、ホバー、ワイヤー、ローリングなどなどその手段の組み合わせでとんでもない高速移動も可能に。
フォレストブラザー等ワイヤーアクションのワイヤーが異様に長く敵にもフックできるので表示されているステージ上のものならほぼ端っこまで、遥か上空にいる敵母艦まで「びよ~ん」と飛んでいけます。
アーマー増加や武器の収集のシステムが変わりそこらじゅうに散らばったアイテムを拾い集めなくてよくなったのがとにかく快適。
・攻撃
戦略性は(略)基本射程の長い武器を持っていけば大丈夫ですが殲滅力や攻撃力に特化した武器で大ダメージを出す楽しみが増加。
キャラごとのアビリティや武器の組み合わせで普通に撃つより2桁高いダメージを出せることも。
もっと効率のいい攻撃方法を探してSNSを眺めてみると各々「これが強い」「この攻撃笑える」と様々でこの幅の広さが良い。
見た目好きなのに使える武器やアビリティがイマイチというキャラは前述した救助を重ねることで武器種は増えていきます。
大群に囲まれるとカメラもなんもメチャクチャ、とにかく撃ちまくるしかないEDFシリーズならではのカオス状態は健在。
そんなときも撃ちまくっていればなんとかなってるゲーム性はEDFシリーズ限定ですが嫌いじゃない(笑)
・搭乗メカ
戦車や小型ロボットなど数種ありますがどれも攻撃に特化していて移動にかんしては鈍重で操作性はかなり劣悪。
超大型ロボットを操れるステージもありますが同様に鈍重で操作性はよくありません。
カメラも自由に操作できなくなり別のゲームをやっているよう。
パイロット以外は機体にしがみついてユーモラスなのですがアップでみることもできない。
通常の移動がパワーアップした分、搭乗メカ使用時のストレスが増し増しになってしまっている感。
・フィールド
全体マップを見ることができないのですがそれを不便に感じるのは救出を待っているブラザーを探すときくらいかな?
前作ではブラザー救出が大きな不満点でしたが移動手段が改善されたのでそのストレスは軽減しましたが。
本作ならではの表現で描写されたフィールドはなかなか壮観。
難易度変更によってアーマーの上昇値が上がるのですが味方への誤射のダメージも上がるのは辞めてほしかった。
世界各地を移動しながらの戦いなのですが日本、アメリカ、フランス、中国、エジプトくらいしかなかったような。
あとはどこの国かわからない場所。
ナンバリングでは登場国を増やしてリアルに表現するのはかなりの大仕事になりそうなのでデジボクではもっといろんな国を巡ってみたかった。

【シナリオ】
意外にも(?)シナリオでも大いに盛り上げてくれます。
ほとんどシナリオ進行がないステージも多く盛り上がってくるのはほぼ終盤からなのですが・・・。
司令部、パーティー、同行する味方の兵らの会話が入り乱れる会話が楽しすぎる。
他IPパロディ、メタ要素やおふざけが過ぎる会話も多め。
それらに嫌悪感を抱かなければ、そして本作の重要人物ネオンの性格を受け入れられれば最初から最後までずっとテンション最高潮のまま楽しめるはず。
ネオンには賛否分かれるでしょうが私は大好きです!
まさかね・・・EDFシリーズで感涙してしまう日が来るとは。

ナンバリングが洋画のノリなら本作は日本のアニメのノリかな?
そのノリの差が本作を「EDFシリーズじゃない」と感じるファンが少なくない要因の1つかも。
その気持ちはすごくわかりまする。

【PS5】
振動やトリガーにPS5ならではの機能はなし。
処理落ちらしい処理落ち箇所はなし。
ロードは全体的にかなり短めでプレイアブルキャラのお試しプレイが気軽にできます。

何度も書きましたが超高難度を選ばなければメンバー、武器、アビリティを厳選する必要はなく戦略性に頭悩ませるゲームではありません。
殲滅戦ばかりでゲーム性に変化がかなり乏しいのも認めます。
ただ武器やアビリティの組み合わせでプレイヤーによって様々な攻撃、移動手段の工夫の余地が大いにあります。
超カジュアルなゲームなので好みは分かれるのかもしれませんが本作も楽しめるゲーマーでよかったと心底感じています。
面白いゲームは なんぼあっても良いですからね。


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