PS5【バイオハザード RE:4】クリアー後感想 ※ネタバレ控えめ 「ハァハァ」「ハァハァ」

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完全新作にチャレンジしにくい環境や開発費高騰の影響もあるのでしょうがますます盛んになるリメイクorリマスタータイトル。
完全リメイクもあればリマスターよりのリメイクもあったりとかつてファンだったプレイヤーや初めてプレイする人にとっては完全新作よりありがたい時も。
とはいえかつて大人気だったタイトルを現世代機向けに出ても話題性だけが先行して当時ほど話題にも売れ行きもパッとしなかったタイトルは少なくありません。

売れればいいというわけではなく大ヒットはした前作RE:3はボリューム不足や付属のレジスタンスのゴタゴタで個人的には期待通りの良リメイクとは感じませんでした。
それでも何故かRE:4は発売前から既に傑作の空気感が。
肩越し視点の黎明期(元祖といってもいいほど)に発売されたオリジナルは今プレイすると操作性に難が、それは後々の移植版になっても大きく改善はされませんでした。
それがRE4として本気のリメイクとなれば・・・その期待感は跳ね上がるというもの。

ストーリー
失礼な話、あってないようなバイオハザードのストーリー。(8はヨカッタ)
リメイク作品のあるある「○○は死んで○○は生き残る」が既にわかっている時点で緊迫感は薄め。
ですがRE:4はキャラクターの生存本能が感じられる演出が見事。
声優が日本語吹き替えになったのも大きいのかと。
たまに(日本語でしゃべるのは合ってないなぁ)と感じるシーンもありますが”たまに”ですね。
オリジナルで鬱陶しく感じた守護らなければいけないアシュリーの存在がそれほど鬱陶しくなくなっていたような。
モデリングの変化だけでなくセリフや耐久力の仕様が変更されているおかげかも。
○○や○○の目的や活躍にはこんなキャラだったかな?と思うこともありましたがRE4で追加された要素らしく良キャラに昇華していました。
オリジナルから感じていた「何故敵はレオン生かしておくんだ?」という疑問も○○がレオンと戦いたいがために他者に殺させなかった、という憶測を感じてしまうほど。
反面エイダの活躍はこんなにあっさりしていたかな?
メインストーリーはオリジナルから再構築されているようで息つく暇もない展開はオリジナルをプレイしていても緊迫させられます。
敵に襲われるシチュエーションが多彩で大群に襲われる、トロッコ上で、タイマン、スニーキングなどメリハリもきちんとあり。

パズルのような謎解きも随所に。
リアル志向からすれば滑稽なギミックの謎解きも多いのですが不思議と違和感を感じないのがバイオハザード。
レオンや同行者の呼吸音「ハァハァ」がBGMか、というくらい発せられるのでこちらも息詰まるような感覚に。
それでもちょっと楽しく思えてしまうのは彼岸島のせい。
レオンやアシュリーが○○に蝕まれていく様子が呼吸音の変化で感じ取れる演出がイイ。

戦闘
TPSとして操作性に不満はそれほど無し。
ナイフによるパリィが可能になったことがゲーム性を増しています。
タイミングも難しくなく意外な攻撃も防いでくれますが防げない攻撃がわかりにくい点もあり無駄にダメージをくらうことも。
それは緊張感アップということで良いほうに受け止めています。
敵を怯ませた後の追撃メレー攻撃も受付時間が長くなっているのかやりやすい上に強力。

近接が楽しくやりやすくなった上に遣り甲斐があるためか銃の弾薬は余剰気味でした。
銃の弾丸がクリエイトで好きな弾が作れるようになったおかでげもあるのですがそのためか難易度は高め。
レオンの耐久値が薄めなのかアイテムボックスの仕様のためか回復薬の出現が少なめ。
銃攻撃を楽しむバイオ寄り。

本作もジャンプという操作(指定されたボタンを押すことでジャンプできるフィールドギミックはある)がないのですが「これくらいジャンプで乗り越えられない?」という障害が少なかったのは好印象。
通常画面は暗めでガイドも控えめなので迷いやすいのですがマップが超親切で迷子になって行き詰ることもないでしょう。

PS5
グラフィックはレイトレーシングをONにしてもフレームレートが大きく下がるようには感じず。
たしかに美しいグラフィックなのですがもともと派手派手なゲームではないのとRE2や7、8にいたヌメっとした敵や箇所が少なく質感が渇き気味で驚きはありませんでした。
おそらく無修正の海外版なら進化した残酷表現で驚かされることもあったのかなぁ。

デュアルセンスの振動やトリガー機能が活かされています。
ハプティックフィードバックはその機能が発動していることに気が付くとその場の環境が手にジワジワきます。
アダプティブトリガー機能も使われていますがそこまで多用されていないのが良い。
実装しようと思えば銃の引き金を引くごとにトリガーを重くすることもできたのでしょうがそれは無く要所要所の一部分のみでトリガーが重くなります。
トリガーが故障でゆるゆるになったことが3回あるのでボス相手でナイフ攻撃時にトリガーが重くなると(ナイフとコントローラーの耐久値が減っていく!)とゲームとリアルのマリアージュがここに(笑)

本編だけでも満足度の高い内容でやりこみ要素も多数ありボリュームも問題なし。
アップデートで追加予定のマーセナリーズも加われば文句なしのリメイク作品といえるでしょう。
「武器商人ってなんなの」「この扉、鍵が無くても乗り越えられない?」「都合よく弾が無限になるときがある」などご都合主義な場面や滑稽な謎解きなどゲームゲームした部分とは相反する敵のシビアさやリアル志向のグラフィックの混在がバランスよく融合しています。
使う銃の種類はプレイヤーに委ねられている(ほぼショップの購入で入手)ので使う銃に偏りは出てきますが銃弾に少々余裕がある仕様になっているので
「最近のバイオはサバイバル強めでガンアクションが気持ちよくできない・・・」と躊躇されているかつてのプレイヤーでも安心して遊べるのではないでしょうか。


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