Switch【ファイアーエムブレム無双 風花雪月】 赤焔の章クリアー後感想 ※ネタばれ控えめ 敵はこのくらいで丁度いい?

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1周25時間くらいを想定していましたが約40時間掛かりました。
2周目以降は育成の引継ぎができるのでその1/2~2/3くらいでクリアーはできそう。
クリアーに必要ない寄り道はかなりしましたがそれを面倒くさいとか寄り道とか感じなさせない、全てが育成に繋がるよう非常にバランスのいい配分が成されています。

軍備パート
拠点では訓練、買い物、交流など行える要素が多数。
ここに時間をかけるほど戦闘パートが攻略しやすくなります。
それほど広くなく仲間があちこちに配置されていたりと拠点をうろつくことは楽しいのですがちょっと仲間が探しつらい。
訓練所ではキャラクターのレベルアップ(上限は主人公キャラのレベルまで)や兵種獲得などを行います。
一度の戦闘に参戦できるキャラは4~8人がメインで参戦しないキャラはほとんど成長しません。
訓練所ではそんなキャラをお金でレベルアップさせたり兵種格闘のための訓練をさせカバーします。
序盤はなかなか成長してくれませんが(シナリオを進行させないと上限が解除されない)中盤にもなるとまったく戦闘してないキャラでも主人公を遜色ない成長をさせることができます。
本格的に強さをみせてくるのは終盤なのでそれまでは少々我慢の時間。
20人ほどの仲間をそれぞれ育成し適した装備をさせるのは少々面倒ですが「おすすめ装備」機能もあるのでストレスは少なめ。
戦闘パートを突き詰めるためとことん育成したいのなら4人を限定して育成すればヨシ。
兵種はそれぞれ技や見た目も変わり使っていて同じキャラを使い続けて飽きるということはほとんどありません。
無双シリーズの醍醐味「武器集め」は控えめで強い武器はステージクリアの報酬、鍛冶屋での強化で事足ります。

兵種は剣槍弓魔法を得意とする特性がありキャラごとに得意な兵種もあり。
原作のプレイ時に感じた「この兵種使いたいけど攻略が難しくなりそう」は本作ではアクションの腕前でカバーでき、多少はこだわらない兵種で出撃しても腕前次第でなんとかなるのでそのIFも楽しめます。

交流が深まると特殊な会話や2人でお出かけイベントが発生。
ほぼフルボイスでイベント数はかなりの数。
色彩豊かに細かく描かれているキャラクターのグラフィック、しぐさは十分鑑賞に耐えます。
交流が深まると戦闘パートにも利点があるので交流目的で拠点に入り浸っていること自体が楽しい。

戦闘パート
おおまかな操作感覚はほぼ体験版どおり。
ゲームが進むごとに無双ゲージの溜まりも早くなり爽快感は増し増しになります。
戦略要素重視でアクション要素がおざなりになっていることは全く無く、数多く用意されている攻撃・回避・防御手段は無双シリーズに親しんできたプレイヤーでも遊びがいのあるものになっています。
このステージはこのキャラ強制、このキャラは使えない、といったことはほとんどないので最後まで好みのキャラをとことんつかったり様々なキャラをとっかえひっかえ使うことができるので無双特有のマンネリ感は少ないです。
原作で思い入れのあったキャラをアクションゲームとして存分に扱えるのは楽しい。
雑魚や要所要所に配置された敵を排除しながら進軍するのが無双シリーズですが本作は作戦目的以外のそれらは相手にしていられないほどミッションが矢継ぎ早にだされかなり忙しい進行になっています。
キャラ表示数も少なく一騎当千感は控えめ。四騎当数百?
おかげで操作キャラやボスキャラを見失うことなく戦えます。(半分誉め殺し)
本作の要所を守る敵兵は溜めのあと強力な攻撃をしてくることが多くボタン連打で押し切れるほど簡単には倒せません。
こちらの攻撃でボスが吹き飛ぶことが多く追撃が必要なのでボスが厄介な本作はこのくらいの敵の表示数の少なさが丁度いい感じ。(半分誉め言葉、半分誉め殺し)
敵の動きに気をつけながら攻撃、もしくは防御・避けるを駆使。ちょっと無双の爽快感は薄れていますが前作よりは向上しています。(兵種による)
覚醒が使えるようになるのは終盤。ゲージが溜まりにくいので使えるのは1ステージ中1回程度。
戦闘パート中、操作していないキャラに進軍、戦闘などを細かく指示できます。
その指示どおりきちんと動いてくれるAIは実に気持ちがいい。
ただCPU任せにしているキャラは異様に無双ゲージの溜りが悪いのは難点。

兵種によって敵との相性があるのですがそれもマップ上や戦闘中でも細かく表示されわかりやすい。
その相性を考えて出陣キャラを選ぶこともできますが出陣しているキャラの中でやりくりしながら攻略を進めることができるのはSLGらしくて良いです。
攻略の幅は広め。1周目は。
地形に立体感がなかったりグラフィック優先・FPS優先を設定で切り替えることができず画質・視覚面でパっとしないアクションパートはじれったさを感じる事が多々あります。
ゲーム開始時は眺めですが作戦を思案中にロードをしているためか拠点パートや戦闘パートの行き来のロード時間は短めで快適。

シナリオは原作とは視点が大きく異なります。
「逆」といってもいいくらい。
原作の追体験ではないので新鮮な気分で進行できます。
ドラマティックな展開は原作譲りでプレイを進める上での糧になります。かなり。
原作の○○と戦わなければいけないのは心痛みますが。
おおまかな勢力間の関係を朗読&図解で説明してくれるのでかなりわかりやすくなっていますがEDは少々尻切れで終わった感。
Switch以外ではおそらく発売されないタイトルなのになぜカットシーンの一部をボヤけたまま収録しているんだろう・・・Switchに最適化して欲しかったけど容量の影響?
学生編はサクッと終わってしまうのは残念で本作が初風花雪月なら中盤くらいまでキャラへの思い入れは薄そう。

2周目は多数の要素が引き継げます。
1周目の主人公を女性にし、2周目は男性にしてもLV諸々引き継げます。
なので2周目で違う学級を選んでもLv1のキャラを訓練で一気に主人公と同レベルにすることも可能。

前作以上に無双エンパイアに近くなっていますが無双エンパイアが苦手だった人にも食わず嫌いしないで本作をプレイしてほしい。
アクションとしての無双シリーズの良さ、SLGとしてのFEの良さは十分味わえます。
前作のプレイは必要ありませんが原作はプレイしておいたほうがいいかと。
原作をプレイ済みで本作が初無双になりそうな方は・・・敵は少々ガードが固めでアクションに手こずる場面は多々ありそう。
まずは体験版のプレイを推奨します。


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