安彦良和さんと高千穂遙さんの対談が実現。「ガンダムにスタジオぬえがいないのは僕のせい」「ガンダムはSFではない、とは言っていない」

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ガンダムエース最新号より
高千穂「西崎義典さんはさらば宇宙戦艦ヤマトのとき安彦さんが描いた原画には手を入れるなと作監にいった。
だからいきなり安彦キャラになるときがある」
「それがわかっていても西崎さんは手を入れさせなかった。本当は丸ごと安彦さんに描いてもらいたかったんだとおもう」

安彦「ガンダムにぬえがいないのはボクのせい。高千穂は案外いいやつだとわかってきたがやっぱり理屈屋で扱いにくいのは変わらなかった」
(2人が出会ったころ高千穂氏は学生なのにパイプを吹かして生意気で口の利きかたは超横柄だったそう)
「ガンダムでメカの話になったときSF作画の大変さを考えて「今回ぬえは・・・」って切りだしちゃった。そして大河原邦男さんを推した。でもこれは結果的にとても良かったとおもう」
高千穂「ヒットしたんだからそれが正解。ぬえがガンダムに関わったのは「宇宙の戦士」を渡したくらい」

高千穂「月刊OUT(1981年2月号)でSFをアニメを題材にして語ることになった。題目は「SFとは何か、巨大ロボットものを軸として考える」。だから「ガンダム」への評論ではない」
「ガンダムといえど、こういう描写をしたらSF カテゴリから外れてしまうという部分が「ガンダムはSFではない」と切り出され論争になった」
安彦「ガンダムはSFではない、とは・・・」
高千穂「そうは言っていない」
安彦「今、ガンダムはSFか?と問われたら?」
高千穂「私の定義だとSFには入れられません。あの巨大ロボットが重力下を歩くのは無理。その一点だけ」
「(もしMSが重力下に出なかったら)完璧。宇宙空間で完結していたら即SFリストに入れたとおもう」

2人のロング対談完全版は6/3発売予定の「Trajectory of works 安彦良和 創作の軌跡」に掲載
「ガンダムはSFではない」を検索すると当時は結構な論争になっていたようで・・・ネットの普及していない当時、どこでどのような論争になっていたのかに興味が。
でも結果的にそう仰っているような(汗)
2人の対談を箇条書きしただけなので詳しくは誌面をごらんください。


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