PS5【ラチェット&クランク パラレル・トラブル】クリアー後感想 ※ネタばれ有り 歴史あるシリーズが故・・・

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なにはともあれ驚きのグラフィック。
1作目から今シリーズのほとんどをプレイしてきましたが描き込み、物量、質感にそれらが目まぐるしく変化しロードなしで続くアクションシーンは圧巻。
ただ綺麗に描いているだけでなく叩けば揺れる、壊れるなど反応を返してくれるモノも多数。
広目のフィールド上でもパワレルワールドをロード無しでいったりきたりする様はロード短縮、グラフィック向上はゲームを面白くすると確信できる瞬間。
作り込みもすごいのですがやや一本道、惑星は変わっても似たような風景、フィールドをクリアーするためのギミックは少なめで似たようなアクションを要求されるので終盤には若干飽きてきます。

ラチェットはアクションゲームというよりTPS成分が濃い目。
今作はさらに濃くなっているような。近接はさらにオマケみたいな攻撃に。
銃(ガラメカ)は様々な種類がありトリガーの抵抗により半押しでロックオン、全押しで発射・連射する機能は便利。
弾道や爆発の演出は迫力もあり美麗で爽快感あり。
そのおかげとトリガーの押し具合ミスで無駄撃ちが多くなるせいか弾切れが頻発。
弾の補充はボス戦でもしてくれるのでそこまで節約はしなくても大丈夫ですが武器育成をしてでももっと所持弾数は多めにして欲しかった。
振動もPS5らしいきめ細かい振動が。でもアクション中はそんなことを気にしている暇もないので効果はいまいち。
背景が美麗で攻撃エフェクトが派手なため足場を踏み外して一発死することがたまに。
その場合チェックポイントからやり直しになるのは少々面倒。

道中の雑魚、中ボス、大ボスの種類はすくなめ、攻撃も似通っていて攻略にこれといったギミックも無くTPSの腕前だけが攻略方法のようなもの。
これも終盤単調に感じ若干飽きてきた要因。
難解なパズルモードもありますがスキップも可能。
さすがにここは飛ばせないけど楽しさとはほとんど無縁のモードになっているのは残念。

ラチェットもリアルで美麗になったもののあくまで私的な、あくまでも私的な感想ですが「より気持ち悪い」見た目に。
ラチェットを可愛いを感じるに人には申し訳ないけど趣向は人それぞれなのでこれは譲れない。
リベットはまぁまぁ可愛いけどラチェットが引き立て役になっているからでは(笑)
そのリベットとラチェットを操作する割合は半々なので不快感は少なめ。
着せ替えで見た目を変えることも可能
主人公キャラの見た目が嫌ならそもそもプレイするなともいわれますが某RPG2やゴリゴリの洋ゲーのごつ目のキャラデザとかそこさえ我慢すれば面白かったゲームも多数あったのでプレイはしたくなるのです。

日本語音声ローカライズも頑張りに頑張っていますが・・・長い歴史を持つシリーズの定めか日本語ローカライズチームの高齢化なのかワードセンスが古臭く感じます。
自分のことを”オイラ”、語尾に”っす”は仕方ないとして充実しているカットシーンも会話がかなり昔のアニメや漫画のお決まりの聞き飽きた台詞回しが多め。
コメディタッチな会話もどこか古臭い。
ただ今作からいきなり口調や台詞回しが変わったりしたらシリーズ的に違和感がでるのでこれは本当に仕方ないのだけど。
逆にいうとキャラクターデザイン、台詞回しに違和感や嫌悪感を感じない人なら今作はグラフィック以上に物語を魅力的に体感できるはず。
終盤のストーリーはちょっと熱いです。

大問題だけど問題にする気にならないのはエラー(強制終了)
5回以上強制終了しました。
そうなってもオートセーブが細かく再起動も早い、そこまでシビアなゲーム性でもないので強制終了しても「まぁいいか」程度(笑)
そのうち修正されるでしょうし。
ほとんどロード無しで展開する中、強制終了というエラーで中断するのは興醒め。もったいない。

視覚的にPS5ならどこまでできるのか、のトップクラスを堪能できます。
しばらくは今作がその上位に座することになるかも。
反面アクションゲーム、というよりTPSとしてはオーソドックスなのでとても遊びやすいのですがゲーム性に驚くことは少ないかも。
どの世代機でも見た目と中身両方が充実したタイトルがでるのは発売数年後のこと。
見た目だけでも驚きに値する今作が1年以内にでたことには驚きです。


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