PS5【天穂のサクナヒメ】ストーリー・やりこみダンジョンクリアー後感想

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前評判も高かった稲作SLG+2Dアクション、他に大きな特徴としてはインディータイトルということ。

稲作パートは本格的。
稲作経験が無いので本当の稲作がどこまで再現されているのかはわかりませんが作者が農水省に呼び出されるほどなのでかなり現実の稲作に基づいているのでしょう。
序盤は田植えも脱穀も面倒ですが徐々に農具、農技が解禁され稲作の進化を体現できます。
田んぼの広さは最後まで変わらないので稲作にできる要素は増えても今まで面倒だった手間をより長くやらされることは無いので1田んぼに集中できます。
発表当時から魅かれていた稲作に励むサクナヒメの可愛らしさも損なわれることなく実装。

食事パート。プレイするまで注目していなかったパート。
このパートが重要でアクションパート攻略を楽にするための戦略ができます。
なにより1日の〆を一家で食事するという他ゲームにはないほっこり感。
パーティが揃って食事するゲームはなかったわけでは無いですが一家が囲炉裏を囲んで夕食を食べて寝る。究極の幸福感がここに。
メインストーリーに絡んだ会話が発生することも。
ストーリーとは関係ない会話がもっとあれば尚よかった。

2Dアクションパートは操作感がよく羽衣による掴みアクションも難しくなく使え爽快感抜群。
弱・強・羽衣とスティックの組み合わせで攻撃方法は変化しますが使うボタンがすくないので遊びやすい。
背景も美麗。針山や水泡をつかったギミックもありますが複雑な作りはなくステージ自体の難易度は低め。
シビアなジャンプやマップ探索を要求されることもそんなにありません。
ダメージを受けるギミックは食事で解決。きちんと稲作&食事パートがアクションパート攻略にからんでいます。
ステージ数はそれなりにありますがパターンや敵の種類は少なめ。

稲作パートとアクションパートのバランスは絶妙。テンポもいい。
1日は朝昼夕晩×1季節は3分割×四季=1年は約90単位で進行。
序盤は少なめに感じましたがちょっとづつ両パートに手間をかけることも1日を費やすことも自由。
日数制限もないので時間が足りなくて困るということはありませんでした。
キャラの成長はほとんど稲作で。
1年に1回新米ができると大きく成長。
敵が強くて詰まったときは稲作に集中し短時間で大きく成長もさせられます。
良い意味でバランスブレイカー。近作が稲作ゲームともよばれる所以。

ストーリーは正直インディーということであまり期待はしていませんでしたが
クリアーまで約25時間かかった中に濃密で心揺さぶられる展開がふんだんに盛り込まれています。
サクナヒメは我侭で粗暴で泣き虫で一歩間違えると嫌悪感をもたれそうなキャラですが
序盤から持ち前の明るさ、可愛らしさに感情移入しちょっとづつ成長していく様と屈指の良キャラに。
小さな島の中で小さな田んぼと1家族で展開する物語ですがRPG的展開が盛り込まれていることに驚かされます。
クリアー後のやり込み要素ダンジョンもボリュームたっぷり。
最下層までいったけどここまで強化したキャラを活かせるコンテンツを追加してほしいところ。

オートセーブも細かくされるのでPS5でも安心。
インディらしさを感じられたのは稲作にもアクションにも一本筋が通っていて煩雑さがない点。
操作できるキャラはサクナだけ。
稲作パートでできることは稲作だけ。
それは当たり前のようですがメジャータイトルなら野菜作りや釣り、酪農を加える余計なことをしていたかも。
マーベラスの手厚いサポートのおかげかインディの良さとメジャー級の遊び応えを内包した良作です。


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