PS4【ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団】クリアー後 感想 ※ネタバレあり なぜ自から傑作と呼ばれることを放棄したのか

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いきなりネタバレから。

クリアーには約200時間かかりました(汗)
今作にはバットエンド、ノーマルエンド、トゥルーエンドがあります。
選択によって分かれるのではなく普通にプレイして最初に見るのがバットエンド。
その後ゲームを進めるとノーマルED、ノーマルEDの後さらにゲームを進めるとトゥルーEDに。
ノーマルEDまでならダンジョンRPGとしての楽しさは群を抜いていてルフランに勝るとも劣らない出来。
しかしノーマルEDからトゥルーEDまでの道のりが極極極悪悪悪悪悪悪。
その詳細はのちほど。

ダンジョンはダンジョンRPGとしては掟破りの壁壊しに加えジャンプ、水中、ワープ、敵すらも飛ばしてしまうワープなど攻略手段は多彩。
なおかつ複雑では無いのでテンポよくわかりやすくダンジョン攻略が楽しめます。
マップもみやすくダンジョン攻略自体はゲーム内システムで解決できるかと。(開けてない箱、扉があった等もマップに記載される)

キャラクター育成はほぼルフランと一緒。
人形兵を作りPTを組ませダンジョンにお出かけさせる。
ストーリー部分のキャラは一切ダンジョンには入ることはなく戦闘もしません(例外あり)
人形兵の見た目のパターンがすくなく育成を重ねるとどのキャラがどのジョブかわかりにくくなります。
こんがらがって来るので最初に時間をかけて考えた名前や育成目標は中盤からほぼ意味を成さなくなるのもルフランといっしょ。
なにしろ10人~30人で1PTなので。
何度も転職を繰り返すゲームなのに転職時に即、転職暦がみれないのは面倒すぎる。ここは手書きのメモが必要
煩雑にはなるけどそこが今シリーズのおもしろさ。
10人以上がそれぞれ攻撃をする戦闘もボタン押しっ放しで高速送りされるので助長には感じない。
ダンジョンRPGの戦闘なのに賑やかで華やかでクリティカルの演出も爽快。
探索部分のゲーム画面がゴチャゴチャしていてとっつきにくそうと感じられ損している部分がある今シリーズ。
遊べば必要最低限、わかりやすいUIにまとまっているとわかってもらえる、はず。
ルフランよりかはメインストーリーとダンジョン探索の繋がりが深く描がかれているのは○。

ストーリーはもう・・・天晴れ!!!
登場キャラは誰もが胡散臭く信用できるのは主人公1人のみ。
矛盾を孕んだ展開も時間、多元世界を行き来し物語が進むにつれそれぞれの事情や真相が明らかになる様には驚きや哀しみが散りばめられ高揚が止まらない。
平行(?)世界で違う生き方をみせるキャラクター達の生き様に何度涙したことか。
とあるユリィカの一部のイベントのみで今作をわかったような気になっている画像勢には呆れる。
その”とあるユリィカ”が他人に好かれることだけを気にして自分で判断できない”バカ”な自分と惜別するために選んだ選択には絶句に近い放心状態に。
イベント回想をみかえすとそこまでのユリィカの「えへへ・・・」がツライ・・・。
ほかにも胸が痛むようなエグいイベントが随所に
笑えるイベントもあったり緩急もいい

中盤(プレイ時間全体から見れば序盤)に舞台が大きく変わり「なんでこんなことやらされてるの?ユリィカは?」という場面も。
後々重要な転換シーンなのですがそこでやらされるのがランダム生成ダンジョン。
これがダンジョンRPGとしてはあまり面白くない。それでいて長い。ただ難易度は低め。
その辺りはなんとか許容できたこともありノーマルEDまでは良作を超える”傑作”と呼べる可能性もありました。

物語的にはノーマルEDで完結、しません。
ここからゲーム的に鬼畜の展開に。

ノーマルEDをみた後トゥルーEDを目指すわけですがたどり着くにはダンジョン「グラン・コリドール」と「グラン・カテドラル」のクリアが必要。
グラン・カテドラルはダンジョンRPGの締めとしてギミックの難易度も程よくたのしい。

その後のグラン・カテドラルの特長は
・ランダム生成ダンジョン
・約3500階
・基本、突入すると拠点に帰れない
・攻略失敗するとチェックポイントからやりなおし
・ステータス9割減などのペナルティが随所で起こる
・たまに崩壊が起きてルートがなくなる(大ダメージ覚悟で次の階に飛び降りるしかない)
・障害物を無視して追いかけてくる強敵がたまにでてくる。まず勝てない。
・ダンジョンRPGとしておもしろくない

救済措置
・約350階ごとにチェックポイントがありそこにたどり着くと拠点にもどってもそこからやりなおせる
・たま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~にエレベーターが登場し約100階一気に進める
・たま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~に拠点のワープが登場し拠点に戻ってもそこからやりなおせる
・短時間だけ敵をポップさせないアイテムが使える。ただし店売りはなし。集めるには別ダンジョンで数時間収集が必要。
このカテドラルは非道い。非道すぎる。
感覚としては50:49:1の割合で運:忍耐:知識が攻略手段の苦行。
弱体のせいで敵ともまともに戦えないことも。
ノーマルEDまでは約100時間強でしたがそこから約50時間以上をここに費やすことに
やりこみ要素ならまだわかるけど約350階ごとにみられるイベントでは今作の根幹ともいえる物語が描かれます。
このゲームを完結させるのはクリア必須なダンジョン。

ここさえなかったら手放しで褒め称えていた今作。
アップデートやパッチ、緩和されるかもしれませんがそれは発売時に実装しておくべきだろうと。
他にもほぼノーヒントの難敵ボスがいたりしたのでまだ見つかっていない緩和方法があるのかもしれない。

ストーリーが素晴らしくランダム生成ダンジョンではないダンジョンの攻略が楽しかっただけに先が気になるトゥルーED前でほとんどの人が挫けそうな要素があるのはもったいない。
もちろんプレイした人の全員が全員カテドラルに不満があるわけでは無いでしょう。
ストイックな内容を楽しめた人もいるかと。

ただカテドラルまでの遊び方とカテドラルの遊び方の性質が違い過ぎる。
ダンジョンRPGが苦手でも遊びやすかった”カテドラルまで”、ダンジョンRPGが苦手な人にとって苦手な理由が詰め込まれたカテドラル。
なぜ最後の最後で方向転換し苦行を放り込んだのか理解に苦しみます。
カテドラルまでは良かったのに・・・。
カテドラルの仕様が変わるまではちょっとお奨めもできない内容になっているのが残念。
日本一ソフトウェアは終盤難易度が一気に上がることがよくあるけど今回はさすがにやりすぎ。

気がついていない攻略法があるのなら「ゴメンナサイ」しますが・・・。


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