Switch『ペーパーマリオ オリガミキング』クリアー後感想 ※ネタバレあり 新鮮:ベタの割合はプレイヤー次第?

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ジャンルはアクションアドベンチャー。
様々な純アクションスーパーマリオと同じようなゲームだと思い込んではいけない点、
テンポよく軽快にステージをクリアー・・・していくゲームではありません。
それがペーパーマリオシリーズとはいえ全体的にテンポはいまいち。
今作に他マリオ作品のような疾走感を求めるのは違うとわかってはいるけど・・・。
進める場所がわかりにくかったりジャンプと会話ボタンが一緒でNPCが邪魔になったり。

全体のグラフィックは紙を基本とした質感で統一。
その紙で表現されているキャラや背景、オブジェは見ていてホッコリ。
温かみがあり絵本の中のような世界観は過去作を遥かに越えています。
被写界深度の表現がないのは狙ってなのかな。
陰影もフォトリアルな表現では無いので本当の紙でできた舞台を歩き回っている感は薄め。
そういう表現を狙ったタイトルでは無いかもしれませんがヨッシークラフトワールドのようにリアルな質感と空気感を期待していたので。

フィールド上のアクションはシンプル。
1キャラ分程度の高さしか飛べないジャンプとハンマー攻撃がメイン。
マリオがペラペラのせいか横軸の攻撃は容易でも縦軸への攻撃が距離感がつかみにくく難しめ。
カメラのせいか手前側になにがあるかわかりにくく出会いがしらの事故がたまに。
とはいえギミックや敵の動きも工夫が成されていて遊びやすい。シンプルイズベスト。

フィールド上はところどころ破れている箇所がありそこを紙(無くなると集める必要があり)で修繕、敵との360度バトル、住民救出などを
重ねながら進行していくわけですがその1つ1つに手間をかけていくので流れは途切れ途切れに。
そこに小イベントが各所に挟まれ小芝居が始まり・・・。
修繕や雑魚との360度バトルのメリットもそれほどないので中盤からはスルーできるものはほとんどスルーしていました。
システム的にゲームが進むとスルーできるようにもなるものは有り。
ファストトラベルも結構面倒。

戦闘のメインとなるのは360度バトル。
アクション要素は薄くパズル要素が強め。
敵を一列や一塊にすると倒し安くマリオもパワーアップ。
パズルが成功し敵のターンに進むことなく勝利できたときは爽快。
タイミングよくボタンを押すとダメージの増減があるのでアクションとしても楽しめるパート。

ボス戦になるとさらにパズル度はアップ。
ボスの攻撃は多彩であれこれパネルの移動を考えながら攻略、パズルゲーム(?)としてかなりの面白さ。
多少失敗してもHP回復で立て直せたり戦略の幅はかなり広め。
初見殺しの攻撃がチラホラ、飛ばせない演出があるのは少々面倒。
ラスボスのQTEが失敗=ゲームオーバーなのは驚き。直前からやり直しは可能。
それでこそラスボス、今の時代にそんな、の気持ちが五分五分。

シナリオやキャラクターは・・・おふざけ多め、レトロ感多め、悪乗りも少々。
シリアスになりすぎても困るけど笑わせようとしてるのか苦笑いさせようとしているのか、
ネタやセンスがベタ(古風)な気が(なにをもって今風なのかもわからないけど)。
かといって面白くないわけではなく安心できるコメディタッチというべきなのか。
受け取りかたは人それぞれなのでなんとも。
バトルの難度とは違いゆる~く微笑ましい展開や会話が続きます。
ラスボスの動機とかもう・・・(苦笑)

ゲームシステム、バトル、グラフィックからはかなりの新鮮味が感じられ
アクション、アドベンチャー(探索)、パズルの要素はどれも好感触。
難易度や即死要素(ゲームオーバー=最後にセーブした所から再開)で手を焼くことはありますが理不尽さを感じることはほとんど無し。
新鮮味と古めかしさと歯応えがバランスよく共存していました。


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