PS4【新サクラ大戦】周回5人個別イベント+αクリア後感想 ※ネタバレ控えめ クリアー後はファミ通横山智佐さん&富沢美智恵さんの対談は必読 ※大訂正あり

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14ぶりの新作、過去作の移植はされてきましたがそれも昔の話。
過去作をAVG+SLGととらえる記事もありますが1~Vをプレイしてきての私的な捉え方はサクラ大戦=キャラゲーもしくはギャルゲー。
新サクラ大戦に期待しているのもその1点だけといっていいかも。

スクリーンショット撮影は4章以降禁止になるので4章以降のスクリーンショットはありません。
以下、独自にプレイした上での感想なので攻略、システム面での解釈で間違いがある可能性があります。

【探索パート】
移動面では走る移動は早く、ロード面でもたつくこともなくファストトラベルはなくてもそこそこ快適。
会話すべき相手やイベントの起点がミニマップにわかりやすく表示されるので遊びやすさも良好。
LIPによるキャラクターの反応は活き活きとしていて微笑ましい。
LIPにも数種類あったり、時にはイラスト付きのイベントもあったりとギャルゲーとしてちゃんとツボを押さえています。


選択肢は真面目なものからふざけたものまで。間違いなく信頼度が下がりそうな選択肢は絶対に選ばない、はずですがこれがしんどい周回をするときの楽しみに。
周回の話はまた後で。


【キャラクター】
キャラゲー新作に当たりキャラが1人でもいればもうけモノ。大当たりがいればそれはもう名作といっても良し、が持論。
今作はさくら、初穂が当たり。こまかい描写が無くてもこの2人の絆やそれぞれが大事にしているものへの想いは伝わってきました。
グーで殴りあうかな普通(笑)
クラリスは毒舌といった面が期待以上ではなかった。
あざみの”忍者”という設定がシナリオに活きていたのはよかった。
久保帯人さんらしい初穂とアナスタシアのデザインはド迫力。
とくにアナスタシアはその恰好をなんとも思っていない節がいい。やっぱりギャルゲーは人前、家族の前でプレイできないくらいでなくては。

【戦闘パート】
シンプルでオーソドックスなアクションゲーム。
無双のようなボタン連打ではすっ転ばされるためヒット&アウェイ(ジャスト回避)が大事。
体験版をプレイしてもらえばこのアクションパートのことは7割理解していただけるかと。
シナリオが進むと合体攻撃や遠隔攻撃・近接特化のキャラが増えますが神山の機体は体験版の状態から武器が増えたりアクションが増えることはほぼ無く最後まで体験版のままです。
ステージギミックや敵の種類もそれほど増すこともなし。
気持ちのいいローラーダッシュが長めに出来るステージが出てきますがもっとあればよかった。

ジャスト回避(敵の攻撃を寸前にかわすと時間の流れがスローになり一方的に攻撃できる)が最もやりやすいアクションゲームなのでは。
シナリオが進むと敵の攻撃が激しくなりますがそれだけジャスト回避がやりやすくなるので後半になるほどアクションパートは気持ちよくはなります。
これは体験版では味わえない点。
キャラクターの会話が入り乱れるのも盛り上がります。
パートナーキャラとの絆でステータスが上がるのですが見た目にわかりにくい。
探索パートの信頼度次第で合体攻撃の回数でも増えてくれれば。


グラフィックも良くまぁまぁ遊びやすいのですがプレイした感覚はいい意味で3Dアクションゲームが出始めた頃のレトロアクションゲーム。
フィールドから落下しにくくする補正、敵に攻撃が当たりやすくなる補正がおそらく全く無し(笑)
被ダメージは少なめ、回復アイテムドロップは多めで難易度はかなり低めですが適当に遊べるバランスでもない。


【音楽・音声】
もともと田中公平さんの大ファンなのでどれもこれもが名曲に聴こえる。
それだけにアクションパートのステージ(6話あたり)で1フレーズが終わると一切曲が流れなくなるバグには怒りが(笑)
周回プレイ中そのステージで同じ現象に100%遭遇していました。
唄付きがゲーム中に流れることが少なかったけどそれは田中公平さんの調整ではなさそう。

ボイス面でいうとフルボイスではなく探索パートではボイス無しの会話がかなりあります。
ボイス無し部分はとるに足りない会話がほとんどですがキャラゲーとして期待しているとこれはさびしい。

【システム面】
全体的にAVG、特にギャルゲーを作るノウハウ不足を感じました
主要キャラ5人には個別エンドがあるのですが分岐条件はエンディングを迎える数時間前の選択肢で決定の模様。
プラス信頼度も関わるようですが信頼度自体はあがりやすくその選択肢次第で個別エンドが決まるようです。


さくらの個別エンドを見た後クラリスのキャラの個別エンドを見ようと数時間前の選択肢直前のデータをロード、というやり方をすると
さくらの個別エンドはギャラリーモードには登録されておらず本当の意味で数時間前に戻った所から始まります。
ギャラリーモードに5人の個別EDを登録しようとすると最初から5周する必要があります。
2週目からイベントスキップは可能ですがスキップできないコミュニケーション等もあり周回プレイはかなり面倒でした。
関わらなくていいイベント、戦闘の避け方に慣れてくると1周は6~7時間でクリアできますがそれでもしんどい。
AVGによくある以前選んだ選択肢、最良の選択肢がわかる機能も無し。
3,4周目の頃には最良選択肢は記憶してしまったけど一昔前のゲームならまだしもこれらの仕様はきつかった。
再検証した結果、個別ED分岐が決まる選択肢からやり直した際、その時点ではギャラリーモードに登録されていない個別EDもクリア後[初めから遊ぶ]を選択すれば登録されていて閲覧することができました。
申し訳ありません。
5人以外のキャラにも信頼度がありエンディング前に個別イベントがあるのですがこれもあがりやすいのでおそらく全員分見れました。

【シナリオ面】
今作のみで考えると破天荒、ご都合、バラエティ、歌劇、いろいろな面がアニメ的でゲーム的で楽しめました。
帝国華撃内のイザコザから世界華撃大戦、降魔との戦いまでスケールの大小が絡み合う展開もいい。


過去作を含めて考えると過去シリーズに気を使いすぎた面もあるのかあまり過去作に踏み行ってないのは残念。
過去作のネタを振ってその全てが解決しないことがあるのはちょっとモヤモヤ。
ファミ通の対談で富沢さんが「私のゴールは帝都花組のみんなと必ず再会すること」と。
横山さんは自身の出演にファンが納得してくれれば、とおっしゃっていますが横山さんが出演する以上やっぱり・・・○○して欲しかった。
今作自体で新サクラ大戦メインシナリオはきちんと完結していますがシリーズ全体を考えれば続編は必須。
それがサクラ大戦に再点火したセガの責務。
その続編次第で今作への想いや評価は大きく変わることになるでしょう。


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  1. 匿名

    名越に台無しにされた悲劇のシリーズ
    正直、一周するのも苦痛でした

    返信

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