コンパイルハート『アークオブアルケミスト』クリアー後感想

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「竜星のヴァルニール」
がチャレンジ精神にあふれる余りごった煮の新システムらが調整不足といつものよくあるコンパイルハート
「勇者ネプテューヌ」
がキャラの可愛らしさがプレイ意欲を高めるもバグやシステムに不親切な点が多いといつもの悪いコンパイルハート
なら
「アークオブアルケミスト」
はオーソドックスで大味、荒削りでバランス調整がどうかしているけど遊べてしまういつものいい加減なコンパイルハート

アクションRPGながらもできるアクションは少なめ。ザックザク敵を斬り進んでいるときは楽しいのですが戦わないほうがいい敵を道中に配置してあるのでよく全滅します。
敵の強さの面で難易度はかなり高め。歯ごたえのあるRPGといえば聞こえはいいですがバランス調整が怪しい。
アクションの腕前でその難易度を克服するのは至難の業。それほどアクション要素は少なめで大味。
レベルを上げ、素材を集め、拠点を発展、いい装備を買うことが強敵に対抗するための手段。それが簡単でわかりやすいのは良いですね。
全滅してもデメリットは少なめ。適正レベルに育成した時のバトルは気持ちいいのですが敵の強さの跳ね上がり方が急なので長くは続きません。
回復アイテムなどがその場で現金払いなのは面白い仕様。

シナリオはゲーム的で意外性やスケールの大きさはあるもののその演出が無くほぼ会話のみ。これには予算削減の手抜きとしかかんじられませんでした。
よくあるシナリオ、でしたが演出次第でシナリオが良かったRPGとして印象に残るタイトルになっていたかしれないのにもったいない。
キャラクターは可愛いのですがほとんど説明の無いままゲームが始まり終わるまで説明は少なめ。
プロローグという部分が欠けていてそのキャラの魅力はゲーム中の小イベントで描かれるものの断片すぎて伝わってはきませんでした。

PS1時代の古きよきRPGの良い所、悪い所を意図的に受け継いだ懐古タイトルなら再現に成功した出来だったとも思えますが今作は日本の特定のユーザーをターゲットにしたガラパゴスRPG。
10人のうち1人が満足すればいい作品を目指していたのであって1000人のうちの1人を満足させるためのブランドではなかったはず。
厳しいことは書きましたがガラパゴスRPGだとわかって購入した3~5人のうち1人は気に入るであろう作品にはなっていると思います。
短時間の稼ぎプレイで大きく強化ができるのは遊び甲斐がありました。


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