『ドラゴンクエストビルダーズ2』クリアー後感想。前作からあらゆる点がパワーアップし遊びやすく。でも「コレジャナイ・・・」

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DQBといえばドラゴンクエスト+モノ作りに攻略法や進行のための解法をあれこれ考える楽しさと自由度の高さではないでしょうか。
そこに良質な短編シナリオの数々をプラスしまさに遊ぶために作られたゲーム、と前作は私的に傑作と断言できるタイトルでした。
2はドラゴンクエストらしさも満載、ある程度指針は示されますがプレイヤーの好みの建物や部屋は作りやすくなりやっかいだった”水”も扱いやすくなりました。 栽培という要素はスローライフが味わえ巨大建造物も住民と一緒に建築、ワラワラとたくさんの住民が活き活きと生活している様子はみているだけでも楽しい。
素材の作りやすさや集めやすさもアップしスケール感もアップ。続編として大きく正統進化し遊び応えもあり夢中になれるモノつくりゲームです。

ビルド面でのアクションに不満は無いのですが戦闘面では前作のような攻撃用アイテム、罠をつくって考えながら敵、ボスと戦うという要素が少なめ。
プレイヤーによって戦闘の攻略法が千差万別、豊富なところが前作の良さでしたが今作では希薄に。
ボスバトルも前作ほど凝ったステージもなし。
剣による攻撃でほとんど何とかなってしまいます。シドーや住民との協力バトルでは彼らが強すぎる面も。
その剣によるバトルは前作とほぼ変わりがなくできることは少ないのですがそれはこのゲームにとっては良し、な点。これは次回作でも受け継いで欲しい。
前作後半は乗り物に乗ってのバトルでなんとかなってしまうことはありましたがそれも数ある攻略法の中の一つでモノつくりやブロックメイクが苦手なプレイヤーへの救済措置だった面も。
今作は戦闘シーンの解法の選択肢が狭められているように感じました。マントによる滑空やワープなど移動はかなり便利に。
それが逆に前作のような線路を作ったり近道を掘ったり造ったりするビルド的楽しさを削いでしまっています。
住民が素材を集め建築もして巨大建造物を作る要素も同様にビルド面でNPC任せにすることが多め。
シナリオ面は前作のようなステージ別なのですが1ステージ1ステージがかなり長め。シナリオも今回は印象に残るステージはありませんでした。
NPCとの共同作業で建築をすることがシナリオのメインになっているためか自分が作る気のない建物のために収集に行かされているようなことも。
前作より遊びやすく便利になる要素が増えたことで手間をかけてビルドで遊びやすく便利にする必要が薄くなってしまった逆効果を強く感じました。
モノつくりで遊んで攻略できることがDQBの真髄だと楽しみにしていましたがシステムや剣戟でシナリオを進めていくゲームに。
2に望んでいたのはコレジャナイ・・・。
メインシナリオ部分はクリアー後のフリービルドのためのチュートリアル&素材の位置確認だったのかも。
面倒なことは嫌い、自由度が高いと遊びづらい、という方には前作より楽しめると思います。
根本のモノつくりが楽しいゲーム、という点は前作よりパワーアップして引き継いでいます。
活き活きとした住民達のおかげでプレイしているだけで心嬉しい気持ちが味わえますよ。


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