【インタビュー】「マンガ大賞2018」など数々の漫画賞を受賞した、『BEASTARS』・作者板垣巴留(@itaparu99 )さんのインタビューを公開しました!
『BEASTARS』・作者板垣巴留さんインタビュー! 「他人を簡単に批判したり冷笑したりするな!」ということを強く言いたい。https://t.co/XJfG6u8CNw
— 電子書籍ランキング.com (@densyoranking) May 18, 2018
――授賞式で受け取ったプレートに寄せられた、書店員さんからのコメントで印象的だったものを教えてください。
板垣 :「悩むこと、考えることをやめたらケモノになる」というコメントです。このコメントを見た時、一瞬この漫画のアオリ文のように読めましたが、よく考えると全人類に向けられたコメントだなと感動しました。
――『BEASTARS』は多様性や共存がテーマの一つだと感じました。先生はどのようなことをテーマとして考えていますか?
板垣 : 私は誰にともなく、「他人を簡単に批判したり冷笑したりするな!」ということを強く言いたいです。人間同士がコミュニケーションを取り、翻弄し合って、そこで生まれるドラマがとても大切だと思っています。これをまとめると、多様性なんだと思います。
きつめの描写や危ないキャラも多い漫画ですが作者本人はいたってまともな方のようでちょっと意外。
クリエーター、作家は一般人とは違う危険で、なにかやらかしそうな程度のほうが良いコンテンツを作れる、作っていると感じています。
漫画家自身や近しい人が彼らの私生活を描く作品が増えていますが破天荒な人ほどそれまでに作り上げてきた作品の面白さは比例しているとも感じます。
人に迷惑をかけたり法にふれるギリギリ直前であっても人道を外れた行為はいけませんが最近はクリエーター・作家が聖人君子でないと気が済まないのか作品ではなく創作者の言動に目くじらを立てる人が増えています。
彼らはいい作品に巡りあうことよりその作品周りで作者を含めた扱き下ろすことに悦楽をかんじているのかもしれません。
ただ騒ぎに便乗して囃し立てたいだけが大勢の場合も。
そんな視野の捻じれた彼らに媚びた作品が良作になるとは決して思えないのですが。